快勝の錦織「最初から感覚が良かった」=全米オープンテニス試合後インタビュー

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全米オープン1回戦を快勝した錦織圭が試合を振り返る 【写真:AP/アフロ】

 テニスの2014年シーズン最後のグランドスラム「全米オープンテニス」が、米国・ニューヨークを舞台に開幕。大会第2日(現地時間26日)には、男子シングルス1回戦で、“日本のエース”錦織圭(日清食品)が登場。けがの影響を感じさせない動きで米国のウェイン・オデスニックに6−2、6−4、6−2のストレートで勝利した。

 そんな錦織が快勝となった1回戦を振り返った。なお、錦織は2回戦でスペインのパブロ・アンドゥジャーと対戦する。

体力に不安も、初戦突破で回復傾向

――故障明けの試合となりましたが、いつの段階で感触が戻りましたか?

 昨日、一昨日ぐらいの練習ですごくいい感触はつかめてきたので、もう(試合に)出られると思っていました。
 試合になると、大事なところで緊張して打てなくなるかなと少し思っていましたが、あんまりそういうのもなく、逆に調子が良いぐらいのプレーができたので、すごく満足しています。

――スタミナ的にはどうでしたか?

 体力には不安はありましたね。特に長いラリーの後、なかなか呼吸が回復できなかったり、少し辛いところはあったので。でも、1回戦をこうやって勝てて少しは慣れたと思います。
 出だしも良かったですね。しっかり集中して1ポイント目から良い感覚が得られていたので。序盤から打っていけましたし、中に入ってステップインして、いつも通りにいくことができたので、そのまま良いプレーができました。

――試合前にマイケル・チャンコーチからアドバイスはありましたか?

 相手に関してはあまりなかったです。多分、それほど情報もなかったので。リターンに集中することと、いつも通りのプレーをするのが、今日の戦術でした。

――先日、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)と良い練習ができたようですね。

 あの日、特にロペスとやれた時の練習が一番良くて、そのお陰と言うか、あの時の練習の感覚で自信をつけられました。あの練習がキーになって自信をつけて、今日の試合に臨みました。

最初の数ゲームで相手を把握

――けがについての不安は一掃されましたか? 調子が悪くなると、不安も出てくると思いますが?

 可能性がないとは言い切れませんけれど、今日の感覚が良かったので、大丈夫だと思います。痛くなったら痛くなったで仕方がないので、あまり考えずにいきたいと思います。

――今日は最初から問題なかったですか? それとも試合で確認しながら、だんだん不安がなくなったのでしょうか?

 徐々にでしたね。最初の方は、まだ痛みが少し出ていたので、少しかばいながらやっていました。けれども、試合中にどれだけ動けるのかを確認しながら、後半はスライドも少しずつできてきました。怖さもなくなってきているので、次からは大丈夫だと思います。

――第2セットについてはどうですか?

 2セット目は危なかったので、気合いを入れ直しましたが、最初から本当に感覚が良かったです。少し競ったりしたときは気持ちが消極的になったりすることもありましたけれど、最初の方から、彼のテニスに対してどう対応すればいいかが、何となく最初の数ゲームで分かったので、あまり問題はなかったですね。


◆◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆

★全米オープンテニス 大会第3日
8月27日(水)深夜0時〜午前7:55[WOWOWライブ]※生中継
・女子シングルス2回戦 「ベリンダ・ベンチッチ(スイス)vs 奈良くるみ(日本)」
・男子シングルス1回戦 「スティーブ・ジョンソン(アメリカ)vs 伊藤竜馬(日本)」

★全米オープンテニス 大会第3日
8月28日(木)午前7時55分〜午後3:00[WOWOWライブ]※生中継
・女子シングルス2回戦「ティメア・バシンスキー(スイス)vs ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)」
・男子シングルス2回戦「スタン・バブリンカ(スイス)vs トーマス・ベルッチ(ブラジル)」
※試合の進行状況により、放送カードが変更となる場合があります。


★「楽天ジャパンオープンテニス」
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【放送日】9月29日(月)〜10月5日(日)連日生中継[初日無料放送]
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