木村「金メダルをかけて戦うのは初めて」 ワールドGP ベルギー戦後コメント

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ベルギーにストレート勝ちし4連勝、ワールドグランプリでは初となる銀メダル以上を確定させた 【坂本清】

 バレーボール女子のワールドグランプリ(GP)は23日、決勝ラウンド(8月20日〜24日、東京・有明コロシアム)の第4戦が行われ、日本はベルギーを3−0(26−24、25−16、25−15)のストレートで下し4連勝。銀メダル以上を確定させた。

 序盤、高さのあるベルギーにリードを許す展開ながら、木村沙織の連続サービスエースなどで流れを引き戻すことに成功。苦しみながらも第1セットを先取した。これで勢いに乗った日本は第2セット以降は安定した戦いを披露。これまで出番の少なかった山口舞や筒井さやかといった選手を起用しながら、磐石のゲーム運びで4連勝を決めた。世界ランキング3位の日本は明日、ワールドGP初優勝を懸けて世界ランキング1位のブラジルと対戦する。

 以下は試合後の選手コメント。

木村沙織(東レ)

ベルギー戦も「チーム力」で勝つことができたと語る木村沙織 【坂本清】

「難しい試合だった」

 最初はなかなかリズムがつくれず、難しい試合だったが、今日もチーム力でしっかり戦い、最後に勝つことができてよかった。第1セットのスタートは相手のレシーブが良かったので、普段ならば、決まったと思うボールもつながってしまった。相手に点数を取られ、最初は自分たちのリズムをつくるのが難しかった。全日本で金メダルをかけて戦う試合は明日が初めて。今いる14人全員で、チーム力で頑張りたい。

中道瞳(東レ)

「決めさせてあげたいという思いだった」

 ここまでチームがいい流れで来ていたので、自分も早くこの波に乗りたいという思いがあった。この1勝は明日につながる1勝になった。サーブレシーブの返球が悪いとは感じていなかったけれど、今までの試合でも自分が勝手に焦ってしまってトスを上げることが多かった。今日はまず落ち着いてトスを上げることを意識しながら、江畑(幸子)のように、今まで悩んで苦しんできた選手をとにかく決めさせてあげたいという思いだった。
 明日は貴重な経験ができる1戦。個人的にはグランプリが始まってからチームに貢献できていなかったので、自分に与えられた役割を最大限に果たしたい。

江畑幸子(カンヌ/フランス)

「金メダルを取りたい」と明日のブラジル戦へ意気込みを語った江畑幸子(左) 【坂本清】

「最後に勝って金メダルを取りたい」

 途中から入ったが、自分以外にも途中から入った選手が多く、みんなでいい流れ、いい雰囲気をつくることができた。自分はポイントゲッターだけど、思うようなスパイクが打てなくて、スパイクに力が全然乗っていなかった。今日の試合でコートに入った時、とにかく思い切り打とうと思って打ち込んだ。

 グランプリでは今までメダルを取ったことがない中で、明日、金メダルをかけてブラジルと対戦できることをうれしく思う。最後に勝って金メダルを取りたい。
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