宮里藍&横峯、新設の国別対抗戦へ抱負

WOWOW
 今年から新設された女子ゴルフ世界一を決める国別対抗戦「インターナショナル・クラウン」。LPGA主催の“女子ゴルフ版ワールドカップ”には、インビー・パークの韓国、ステーシー・ルイスの米国など強豪8カ国が参加。日本は宮里藍、横峯さくら、宮里美香、比嘉真美子の最強布陣で初代世界一を目指す。チーム対抗のマッチプレー形式で雌雄を決するいまだかつてない特別なイベントを前に、日本をけん引する宮里藍と横峯さくらに現地にて独占インタビューを行った。

宮里藍「いいチームワークでここまで順調」

新設された国別対抗戦「インターナショナルクラウン」に挑む宮里藍は「自分たちのプレーができれば勝つチャンスはある」と意気込む 【Getty Images】

以下は宮里藍のインタビュー

――明日から始まる、国のプライドを懸けた戦い。どうですか気持ちは?

 そうですね、あっという間に水曜日を迎えて、いよいよ明日ですけど、いいチームワークでここまで順調にスケジュールをこなしてきているのでいいと思います。

――このコースの特徴を聞かせてください。

 距離が長いですね。短いパー4ももちろんあるんですけど、パー5、パー4は基本的に距離が長いので、そこでどれだけバーディチャンスを見つけていけるかが勝負になるかなと思います。

――2番、8番、9番長いですよね。

 そうですね、特に9番はアゲインストになるとセカンドがスリーウッドになってしまうので、スリーウッドでも届くかなという位の距離なので、あそこはほかの選手も同じような感じだと思います。もちろんマッチプレーなので、バーディは取りにいきたいですけど、そういうところでしっかりパーを取れれば、うまくメリハリがつけられるかなと思います。

――パー3が横に長かったりしてちょっと変化があります。

 そうですね、グリーンの奥行きがあったりなかったりで、結構ティポジションによっては狭く感じるところもあります。あとは自分の距離感の出し方次第というか、しっかりと今日も1日ラウンドをして、自分のイメージを固めていきたいなと思います。

――グリーン上ですが、微妙にアンジュレーションがあります。読みやすいですか?

 チームでも、「結構読みにくいね」という話をしています。でも、目があったりするところもあるので、なかなかそこは難しいと思うんですけど、そこがチーム戦のいい所というか、しっかりお互いのラインを読みながらいけると思うのでそこらへんは大丈夫だと思います。

宮里藍「国別対抗戦は新鮮ですよね」

――団体戦ですけども、組み合わせはどんな感じで決めましたか。

 いや、もう皆始まる前に考えていたのと一緒で、特に話をしなくても自然とそうなるイメージで入ったと思うので、私とさくらと、真美子ちゃんと美香ちゃんという感じで、やっぱり雰囲気的にも、そっちの方がうまくまとまると思います。多分、誰と誰でなってもうまくいくとは思うんですけど、初日はとにかくこの流れで行こうかなと思いました。

――2日目、3日目はちょっと変えてみるかもしれない?

 そうですね、結果にもよりますし、あとは皆のフィーリングにもよるので、ラウンドが終わって30分しか時間がないと思うので、話す時間は少し短いんですけど、油断というか緩みがないよう皆で決断して、どんなペアリングでも問題ないと思います。

――どんな戦略を立てていきますか?

 マッチプレーは流れもありますし、18ホールで必ず決着がつくわけではないので、15ホールだったり、20ホールだったり、エクストラもありますし、1日1日すごいエネルギーを使うので、しっかりとその中で自分たちのプレーができれば、相手がどのチームであっても、勝つチャンスはあると思います。自分たちがそれぞれのプレーをコースできるような雰囲気を、明日作っていけたらいいなと思います。

――だいぶ準備ができたということで、意気込みを!

 そうですね、個人的には100%の調子ではないんですけど、徐々に自分のゴルフが出来てきていると思うので、チームに貢献できるよう明日からしっかり頑張りたいと思います。

――最後に1つだけ。各チーム、各国が同じユニフォームを着て、国別対抗という雰囲気で普段とは違うと思うんですけど、どう感じていますか?

 新鮮ですよね。ただユニフォームが一緒で、日本の国旗が入っているだけでも気持ちが引き締まりますし。

――練習日からずっとですもんね。

 そうですね。なかなか普段の試合ではこういうことはないので、それも含めて雰囲気を楽しめていると思います。

(次ページは横峯さくらのインタビュー)

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