「自分で決めた道なのでベストを尽くす」=WWE入団のKENTAが渡米直前会見
「TOYOTAでもTANAKAでも何でもいい」
WWEに入団するKENTAが渡米直前に会見を開き、「世界最高峰の団体で自分を試したい」とその意気込みを語った 【スポーツナビ】
12日の大阪公演でホーガン、ジミー・ハートとアメリカプロレス界のレジェンドに囲まれて公開契約したことに、「非常に光栄で僕にとっても特別な瞬間だったが、同時にすごく緊張した」と振り返ったKENTA。WWEへの入団の経緯を聞かれると、「世界最高峰の団体で自分がどれだけできるかを試してみたい、挑戦してみたいという気持ちが出てきた」とコメント。その裏側に「2000年にプロレスデビューしてからいろんなことがあって、一時プロレスを辞めたい気持ちがあって、そのときに見に行ったWWEで自分の世界観が広がった。それからいつか自分もこの中でやりたいという気持ちは常に持っていた」と同団体への思いがあったことを明かした。
「自分の決めた道なので、本当に自分自身のベストを尽くして、精一杯やっていきたい」と覚悟を示したKENTA。どれだけの覚悟かはリングネームの件からも明らかだった。WWEは通例入団すると今までのリングネームから変更することが多いのだが、KENTAは「僕は健太(本名・小林健太)なので、KENTAで……僕は何でもやります。特にこだわりはないです」ときっぱり。さらに、「TOYOTAでもTANAKAでも何でも準備はできている」と言い切った。
「タイトルを獲れる選手になりたい」
今後は16日に渡米し、WWEの育成施設でトレーニングを積み、下部組織である「NXT」に参戦する 【スポーツナビ】
GHCヘビー級王座を9連続防衛するなどノアのエースとして活躍したKENTAは、「ジョン・シナやレイ・ミステリオなど世界中に知られている選手がいっぱいいるトップの中に入っていき、タイトルを奪れるような選手になりたい」とWWEマットでも頂点を狙う決意を口にした。
ことし5月、ノアのラストマッチとなった後楽園ホールでは2千人のファンからKENTAコールが鳴り止まなかった。「ノアの最後の試合のときにすごく温かい声援で送り出してもらって、それは期待の裏返し以外のなにものでもないと思っている。そういった気持ちに少しでも応えたい」と日本のプロレスファンの思いを背負ってアメリカへ旅立つ。
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