横山典×ゴールドシップ新コンビの手応え=須貝師に聞くジャスタウェイの近況は?
宝塚記念連覇を狙うゴールドシップ、その手応えを須貝調教師に聞いた 【netkeiba.com】
師が明かす「他人が入り込めない関係」
調教での横山典とゴールドシップはまさに人馬一体だった 【netkeiba.com】
天皇賞(春)のスタート前。ゲートに入ろうとするゴールドシップに対して、係員が押し込めるような動作を見せた。これに反応したゴールドシップはゲート内で暴れ、結果的に出遅れに繋がった。レースの翌週、師は「レースの週になると、普段から接している僕が近寄っても、威嚇するような仕草を見せる馬。それがレース直前ともなれば、ちょっとしたことでリズムが狂って、出遅れるのも当然だし、走る気を失くしても当然」と話していた。
宝塚記念連覇を狙う今回。鞍上は横山典弘騎手。ゴールドシップにとって、7人目のパートナーになるわけだが、このコンビに対する表現が面白い。
「最初の追い切りの時は人も馬も、お互いに緊張している感じでした。でも、先週の1週前追い切りの時には、仲良くなっていて。今朝(25日)の動きなんか見ていると、もう、他人が入り込めない関係になっているもんね。今のゴールドシップとノリちゃんは、すごく仲のいい友達みたい」
1週前追い切りはCW、最終追い切りは坂路と、コース形状の違う馬場での追い切りだったが、どちらにも共通していたのは、折り合うというよりも、一体感のある走り。個人的には、そのように感じていたので「友達」という表現が、すごくしっくりきた。
阪神の中長距離こそゴールドシップの舞台
タフな阪神でこそゴールドシップの底力が生きる! 【netkeiba.com】
「阪神競馬場の中長距離はタフなレースが多いですよね。だから、みんながしんどくなる、きつくなるところで『俺はやってやるぞ』みたいな気持ちがあるんじゃないかな。それが結果に繋がっているような気がします」
確かに、昨年の宝塚記念は週中の雨の影響を受けたこともあって、良馬場発表でも時計の掛かるタフな馬場。加えて、最後の600mは1Fが12秒後半のラップになっており、そんな上がりの要する状況をメンバー最速の上がり3Fでまとめているのだから、タフな流れになればなるほど、長所を発揮できるのかも知れない。
そんな部分に期待するファンも多いのだろう。5万1366の票を集めたゴールドシップが堂々の1位となった。
「これだけたくさんの方に期待していただけるのは光栄なこと。いつも話していますが、小さなお子さんから、お年寄りまで、幅広い年齢の方に応援していただいているのが、ゴールドシップ。その期待に応えることができるよう、スタッフ一丸となって、調整を進めています。現時点では、何も言うことがないくらい、万全な状態ですので、あとは皆様の応援で、良い結果が出てくれれば最高ですね」