みのる容赦なし…華名を流血フルボッコ葬 

高木裕美

宿敵・鈴木みのるに心身共にズタボロされた華名はタッグ結成を直訴 【中原義史】

 女子プロレスラー・華名の自主興行「カナプロマニア:リーチ」が16日、東京・後楽園ホールで開催され、超満員となる1203人を動員した。
 メインイベントでは、華名が丸藤正道とタッグを結成し、因縁の鈴木みのる&里村明衣子組と対戦。みのるに心身共にズタボロにされ、敗れた華名は、次回10.7後楽園大会でのみのるとのタッグ結成を訴えた。

みのるのゴッチ式パイルドライバーに撃沈

鼻血を吹き出しながらも向かっていた華名だったが、みのるのゴッチ式パイルドライバーに撃沈 【中原義史】

 華名は聖地初進出となった前回の2.25後楽園大会で、里村との一騎打ちに勝利。だが、試合後、今大会のパートナーとして連れてきたはずのみのるに「おまえのことが嫌いだ」と裏切られたため、急きょ、代わりのパートナーを「王子様」の丸藤に依頼した経緯がある。
 みのるは華名の顔面を容赦なく張り、ツバを吐きかけると、馬乗りになって張り手、エルボーを連打。パートナーである里村が見兼ねて止めに入るも、みのるはそれを振り切って、なおも打撃を振り下ろす。華名は鼻血を噴き出しながらもなおも闘志を燃やすが、みのるにゴッチ式パイルドライバーで脳天からたたき落とされ、ついに力尽きた。
 試合後、みのるに「ニセモノ」「中途半端な女子レスラー」呼ばわりされた華名は、「本物を知りたかったらオレのところに来い」という挑発に、号泣しながらも「じゃあ、今度はそばで教えてくださいよ」と次回大会ではタッグを組むことを要求。「おまえはカッコだけだ」と言い放ったみのるに、本物の魂を注入してほしいと呼び掛けた。

ヤンキー二丁拳銃が最強レフェリーに激怒

“最強レフェリー”和田良覚の暴走でノーコンテストに 【中原義史】

 セミファイナルでは、宮本裕向&木高イサミのヤンキー二丁拳銃が、 関本大介&中嶋勝彦の異色タッグと激突。インディーを代表する名タッグチームと、プロレス界屈指のパワーファイター、佐々木健介のまな弟子の対決に、客席のボルテージも最高潮。関本のマッスルスプラッシュや宮本のムーンサルトプレスなどの大技も飛び出し、10分を経過したところで、エキサイトしたあまり、両軍から和田良覚レフェリーへの誤爆が連発。これにぶちギレた良覚が4選手に次々とラリアット、ショルダータックルを見舞い、ノーコンテストという結末となってしまった。
 前回の2.25後楽園でも、ヤンキー二丁拳銃として望月成晃&真霜拳號組と対戦し、やはり良覚レフェリーの暴走でノーコンテストになっている宮本は、「おかしいだろ」とクレームをつけ、リング上から良覚レフェリーとのシングルマッチを要求。それでも収まらず、バックステージでも華名に詰め寄り、マッチメイクに不満をとなえたため、華名も「次の10.7でおもしろいカードを組んでやるよ」と息巻いた。
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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