大森が秋山を破り悲願の三冠初戴冠 全日本初参戦の鈴木が諏訪魔と激突
秋山を破り悲願の三冠王座を初戴冠した大森 【前島康人】
メインイベントの第48代三冠ヘビー級王座決定戦では、今年の「チャンピオン・カーニバル」決勝戦を争った大森隆男と秋山準が再激突。20分を超える熱戦の末、大森が5度目の挑戦にして悲願の初戴冠を果たした。
世界タッグ奪取で5冠王宣言
右腕殺しを耐えアックスボンバー連発 【前島康人】
試合後、リング上から「全日本プロレスは選手だけのものではない、みんなのものだ」と応援してくれたファンに感謝し、リング外の問題で揺れた団体を支えていく覚悟を示した大森は、初めて手にしたベルトを「重いね」と、その歴史と伝統を実感。「チャンピオンもワイルドの道と同じ。どんなに険しく、また、高い壁があっても、逃げずに立ち向かうしかない。皆から目標とされるチャンピオンになりたい」という意気込みの下、28&29日の札幌2連戦に向け、「2日連続で主役を取れるのは光栄。世界タッグも獲るし、三冠も守り抜いてみせる」と、5冠王宣言も飛び出した。
全日本初参戦の鈴木が諏訪魔と肉弾戦
初参戦の元IGF鈴木は諏訪魔とド迫力肉弾バトル 【前島康人】
鈴木は序盤から諏訪魔を執ように挑発。“人間風車”ビル・ロビンソンさんのまな弟子らしく、豪快なジャーマンスープレックスで諏訪魔を投げ飛ばすと、パートナーの佐藤光留を必殺のダブルアームスープレックスで沈めた。
鈴木を全日本マットに引っ張り出したK氏からは「馬鹿」というメールが送られてきただけで再び音信不通となったという鈴木だが、「大きい選手がたくさんいるし、全員とシングルでやってみたい」と、全日本への継続参戦を熱望。今回はKENSOと組んだものの、DARK KINGDOM入りは否定した。
一方、鈴木のジャーマンで首を痛めたという諏訪魔は「ああいうヤツはEvolutionで潰しておかないと」と、再戦に意欲を見せた。
くもめんそ〜れ親父がGAORA王座挑戦直訴
タイガードライバーでGAORA TV王座初防衛に成功した鼓太郎 【前島康人】
バックステージでは、早くもめんそ〜れ親父が次期挑戦を直訴。「全日本を盛り上げたい」という熱意に挑戦を快諾した鼓太郎は、「気持ちは伝わった。あとはオレが撒いた種がおいしく実ったところを刈り取っていく」と、今後も、続々と挑戦を受けていき、ベルトの価値を高めたいと意欲的に語った。
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