ハムストリングスを鍛えて肉離れを防ぐ ケガをしにくいトレーニング(4)

高樹ミナ

トレーニング方法「股関節周囲&太もも裏の筋肉を鍛える」

【R-body project】

(1)片足で立ち両手を広げ、肩甲骨を内側に寄せるようにして背中の姿勢を作る。

【R-body project】

(2)頭からかかとまでを一直線に保つようにして、軸足の股関節とお尻を中心にバランスと姿勢を保って前に倒す。ゆっくり倒し、ゆっくり戻るのを左右各10回ずつ2セット行う。

ストレッチ方法「太もも裏の筋肉を伸ばす」

【R-body project】

(1)片ひざを立て、短距離走のスタート時の体勢をとる。立てたひざとつま先は一直線上に来るようにする。

【R-body project】

(2)前足に全体重を乗せて、お尻を突き上げ3秒キープ。このとき、太ももの前の筋肉に力を入れて、太ももの裏側の筋肉を伸ばすのがポイント。これを左右3〜5回行う。

ファンクショナルトレーニングとは?

「ファンクショナル」は直訳すると「機能的な」という意味。ファンクショナルトレーニングは筋トレではなく、動きの質を上げるトレーニングのことです。関節生理学や機能解剖学に基づく効率的な身体の動かし方を身に付け、競技パフォーマンスを高めると同時にケガをしにくい身体を作ります。スポーツに限らず、人間のすべての動作の土台になるトレーニング法といえます。

<了>

鈴木岳.(すずき・たけし)

【朝日新聞出版】

アスレティックトレーナー
株式会社R-body project代表取締役。米国・ワシントン州立大学アスレティックトレーニング学科卒。帰国後、全日本スキー連盟フリースタイル(モーグル)チームの専属トレーナーとなり、2002年ソルトレークシティ五輪、10年バンクーバー五輪、14年ソチ五輪に帯同。06年トリノ五輪では上村愛子選手の専属トレーナーとして「team aiko」をサポートした。04年に東京・恵比寿に一般の人にトップアスリートと同じサービスを提供する施設「R-body project」をオープン。世界を舞台に戦うアスリートの身体づくりから一般の人の健康管理まで「身体のコンディショニングサポート」を行っている。11年にはR-bodyアカデミーを開校し、トレーナーの育成と地位向上にも努めている。金メダルラッシュに沸いた12年ロンドン五輪で選手団の公式トレーナーを務めた。

『ファントレ トップアスリートのトレーニングを自宅で!』

ロンドン五輪日本選手団の公式トレーナーが、トップアスリートも実践する「ファンクショナルトレーニング」理論に基づいたメニューを紹介。アスリートから高齢者まで、自宅での1日30分のトレーニングで、体のゆがみ改善、体幹力アップ、肩凝り・腰痛の解消、ダイエットを実現できます。

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著者プロフィール

1970年5月14日生まれ、千葉県出身。杏林大学外国語学部英米語学科卒業後、フリーアナウンサーからスポーツライターに。トライアスロンの取材を機に、2000年のシドニー大会で五輪を初経験。以降、04年アテネ大会、08年北京大会、10年バンクーバー冬季大会を現地取材する。16年オリンピック・パラリンピック招致委員会のメンバーとして招致活動に携わった経験をもとに競技はもちろん、それ以外の側面からも五輪の意義と魅力を伝える

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