競輪場で武士も参加!? エクストリームなマラソン大会
ここはどこ？ まるで迷路のようなコース
照りつける日差しのなか、正午にハーフリレーマラソンがスタート。引きずりそうな袴の裾を器用にまくりあげ、武士たちもトラックへ駆け出す。
今回の大会のトラックを走る箇所はほんの一部。トラックの出口から通用門を回り、建物裏の券売場スペースからスタンド上部のコンコースに至るまで、競輪場の施設全体に走路が設定されていたのだ。一周２ｋｍ、ビルにして４階以上の高低差をランナーたちは駆け抜ける。
まるで迷路のような区間を抜けて、ふたたび走路はトラックへ。やっと平坦な道を走れる……と思うのもつかの間、あの特徴的な「バンク」が待っている。
数百メートルに渡って続くすり鉢状の傾斜。最後まで気を抜かせてくれない。
地形や建物の構造をフルに生かし、アトラクションとしても一級の走路を作り上げた今大会。ここで競われたのはタイムだけではなく、いかに楽しんで走るかという姿だったのかもしれない。
巨大な競輪場の施設全体をマラソンコースにしてしまうという、なんとも斬新だった今回のイベント。次回の開催は未定とのことだが、開催決定の折には、引き続き追いかけてみたいところ。次回はあなたもチャンレジしてみては!?
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