木村沙織が2年ぶり東レに復帰「しっかり自分のプレーを固めたい」

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トルコから日本のVリーグへの復帰を決めた木村沙織が入団会見を行った 【スポーツナビ】

 バレーボールの全日本女子代表の主将・木村沙織が5日、都内で会見を行い、来シーズンはVプレミアリーグの東レに復帰すると発表した。

 木村は昨シーズンまでトルコリーグの名門ガラタサライ・ダイキンでプレーしていたが、「(2016年の)リオ五輪のことを考えたときに、海外でやる選択肢もありましたが、もう一度日本で自分のプレーを固めたい」と移籍の理由を明かすと、「東レがもう一度日本一になれるように、自分の持ち味を出したい」と意気込みを語った。

 今回の契約は東レの社員としてではなく、2年間のプロ契約となる。移籍の理由としてあげた2年後のリオ五輪に関しては「リオで金メダルに挑戦することが火の鳥ニッポン(全日本女子代表)としての目標なので、リオに向けて頑張っていきたい」とこれからの戦いに対し意欲を示している。

 以下、入団会見での木村沙織コメント。

「東レが日本一になるのに貢献ができるように」

2年ぶりに復帰し、東レを「日本一になるのに貢献ができるように」と語る木村 【スポーツナビ】

 こんにちは。この度、東レアローズに入団することに決めました。トルコでの経験をしっかり出し切って、日本一を目指して頑張っていきたいと思っています。

――トルコリーグで得た経験は何か?

 トルコでは日本のリーグでは味わえない高さやパワーのある選手の中でやってきたのですが、自分の課題としてパワーアップ、筋力アップがこれからやっていくところだと思っているので、まずはそこをしっかり頑張っていきたい。

――日本のリーグ復帰に向けて。

 東レアローズが日本一になるのに貢献ができるように、自分の持ち味をしっかり出していければいいなと思っています。

――ファンにはどんな姿を見せたいか?

 東レアローズの選手のみんなにはまだ会っていないのですが、明日、全日本の合宿が始まるので、中道(瞳)さんや高田(ありさ)、迫田(さおり)にも会えるので楽しみにしています。日本のリーグで試合をするのは2年ぶりになるので、リーグが始まるのは少し先なんですけど、いい準備ができるように、日本のファンの皆さんの前でトルコで学んできたことを、日本のコートの中で生かせるようにやっていきたいです。

2年ぶりに東レへ復帰することになった木村沙織(中央)。福田康弘監督(右)もその攻撃力などに期待している 【スポーツナビ】

――日本へ復帰を決めた理由は?

 リオの五輪が2年後と考えたとき、やっぱり海外でやるという選択肢も考えはしたんですけど、自分の中ではもう一度日本でしっかり自分のプレーを固めていきたいと思ったので、日本でプレーすることを選びました。

――復帰を最初に相談したのが東レだったのですか?

 最初に考えていたときは、海外も日本のチームも全部のチームを色々考えていました。最終的には東レアローズで頑張りたいと思いました。

――木村選手にとってリオ五輪の位置づけは?

 リオの五輪で金メダルに挑戦することが私個人にとっても、火の鳥ニッポン(全日本女子代表)としても目標なので、しっかり金メダルを目指して、リオでは頑張っていきたいと思います。
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