“W-1の自称エース”KAIが火野に辛勝 藤波ジュニアがデスペラードに屈辱敗

高木裕美

KAIはスプラッシュプランチャで火野を下し“W−1のエースの座”を守った 【横田修平】

 22日のWRESTLE−1「WRESTLE−1 TOUR 2014 TRIUMPH」東京・後楽園ホール大会では、メインイベントで、自称「WRESTLE−1のエース」であるKAIが、「自分こそWRESTLE−1のエース」と主張する火野裕士に辛勝。勧誘を受けていたデスペラード入りは完全否定した。

デスペラード入りは完全否定

デスペラードの勧誘も軍団入りは完全否定 【横田修平】

 KAIENTAI−DOJOのトップに君臨する火野は、圧倒的なパワーを見せ付け、開始早々、強烈な逆水平チョップでKAIの胸を切り裂き、どす黒く変色させると、さらに破壊力抜群のフロッグスプラッシュ、ラリアット。だが、必殺のFuxxking Bombを切り返したKAIが、サンダーファイヤーパワーボム、スプラッシュプランチャとたたみかけて3カウントを奪った。
 試合後、KAIを「新メンバー」と主張するデスペラードが無理矢理Tシャツを着させるも、KAIを敵視していたはずの征矢学が救出。マッチメイカーへの復帰の道を画策する征矢が、25日の神戸大会での一騎打ちを前に、5.4TDCホール大会のリベンジを誓うも、KAIは「何度でも倒す」と余裕を見せ付け、「WRESTLE−1のエースはオレだ!」と吠えた。

LEONA、流血でデスペラードに怒り爆発

口から流血しながらもデスペラードに向かっていた藤波ジュニアLEONA(中央) 【横田修平】

 藤波辰爾の長男・LEONAがデビュー5戦目で因縁のデスペラードと再戦。WRESTLE−1初参戦となった5
4TDCホールでは、父の目の前でボロボロにされ、ツアーに帯同してのリベンジを決意。その意気込みを示すかのように、開始早々、奇襲攻撃で意気込みを見せ付けると、ドロップキック、父親譲りのドラゴンスクリューなどを繰り出していくが、デスペラードの術中にはまり、河野のネックハ ンギングボム、ニーリフトに力尽きた。
 試合後もデスペラードにリンチされ、ニーリフトやイス攻撃で口から流血したLEONAだが、「凶器に頼らなければ何もできないくせに!」とマイクで叫び、怒りを爆発させた。

 7.6東京・両国国技館大会の一部対戦カードとして、グレート・ムタvs.真田聖也が決定。もし、真田が当日までTNAのXディヴィジョン王座を保持していた場合は、タイトルマッチとして行われる可能性がある。また、TNAタッグ選手権、EWPインターコンチネンタル選手権、ブリティッシュ・ミッド・ヘビー級選手権の3大タイトルマッチの開催も決定した。
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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