要注意! 角居軍団3頭出しで狙う一発=ヴィクトリアマイル直前インタビュー

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ヴィクトリアマイルにデニムアンドルビー、ラキシス、キャトルフィーユの3頭出しで挑む角居調教師に手応えを聞いた 【netkeiba.com】

 角居勝彦調教師はGIヴィクトリアマイル(5月18日、東京1600メートル芝)にドバイ帰りのデニムアンドルビー、昨年エリザベス女王杯2着のラキシス、3戦連続重賞2着のキャトルフィーユの3頭を送り出す。そこで、それぞれの状態と意気込みについて伺った。(取材・文:花岡貴子)

「大丈夫、と思っています」

ドバイから帰国後も順調、出来に関しては「大丈夫」と角居調教師も太鼓判 【netkeiba.com】

 デニムアンドルビーは帰国後、三木ホースランドパークで輸入検疫、ノーザンファーム天栄で着地検査を行ったあと、5月7日に栗東に帰厩した。

「検疫の日程とゴールデンウィーク(の影響による交通渋滞等)を避ける意味もあり、帰厩がこのタイミングになりました。日本で詰めて使っているのとはパターンは違いますけれど、競馬をしっかり使ってきていますし育成場のレベルも高いですからね。いい状態ですよ。帰厩後もだいぶ気持ちが乗ってきています。大丈夫、と思っています」

 デニムアンドルビーは繊細な“女の子らしさ”を残しつつ、成長を重ね、成績をあげているように見受ける。

「そうですね。いまでも扱いやすい子です。デビューするまではそんな気性的なこともあってか、飼い葉食いが細くてなかなか競馬を使える身体になりませんでした。でも、その点はもう大丈夫です。久しぶりに競馬を走ることになってもカーッとするのではなく落ち着きがあるという性格なので、それが休み明けでも結果を出せるという点に結びついているのだと思います」

数字では測れない“成長”

府中のマイルは末脚に威力を持つデニムアンドルビーにぴったりの舞台 【netkeiba.com】

 デビュー戦は430キロ。その後、大きく数字を増やしてはいないが、数字では測れない“成長”が感じられるという。

「入厩当初から比べると心身ともに成長していますが、その成長にあわせて調教も厳しくしています。それを消化できている分、体重の数字では測れない“成長”もしていますよ。昨年の春や夏ごろのご飯を食べさせるだけで精一杯だったころとは違います。ドバイでの馬体重も安定していましたよ」

 マイル戦はデビュー戦以来、1年3か月ぶりになる。

「ドバイに行く前まではスタートに難があっていつも後ろからの競馬になってしまい、レースもそれを取り返すような距離を選んでいました。でも、ドバイでは好スタートが切れました。これまでの終いの脚を考えればマイルでもいい競馬できると思っています。直線の長い東京競馬場というのもいいですね。ジャパンC2着という実績もありますし、しっかり頑張って走ってくれると思います」

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