あるぞ“ショウナン”ワンツーの可能性=NHKマイルC直前 国枝調教師インタビュー
NHKマイルCの有力候補ショウナンアチーヴを管理する国枝調教師がGI制覇への手応えを語る 【netkeiba.com】
後藤騎手に代わって託された戸崎騎手
今年2戦目の前哨戦NZTで鮮やかな変わり身を見せた 【netkeiba.com】
NHKマイルCを目指す同馬の今年初戦は、中京競馬場でのファルコンS(GIII・芝1400m)が選択された。他馬より重い57キロを背負っての出走だったが、この馬の実績を考えると6着という成績は、若干物足りなさを感じる。だが、「あの時はレースは流れてくれましたが、57キロを背負っていましたし、直線で前がゴチャついて脚を余す形になってしまいましたから」と師の中では敗因ははっきりしていた。
叩き2戦目は中山競馬場で行われたニュージーランドT(GII・芝1600m)。当然、1度使われての上積みも期待され、1番人気に推されての出走となった。「ファルコンSの時より体も絞れていましたし、レースも流れてくれました。出遅れて後ろからになりましたけど、うまく立ち回れましたし、最後はキッチリと差してくれましたね」(国枝師)
この時のハナ差の2着はショウナンワダチ(牡3・大竹正博厩舎)で、アチーヴと同じ馬主の2頭が揃って、NHKマイルCの有力候補として堂々と名乗りを挙げる形になった。
本番に向けて視界良好と思いきや、主戦の後藤騎手が落馬負傷でアチーヴの騎乗が不可能となる。
「せっかくトライアルを勝てましたし、本番でも何とかこのコンビで勝ちたいと考えていましたから、ちょっとね……」と、師もさすがに言葉を濁した。
鞍上に指名されたのは、戸崎圭太騎手。「デビューから3戦目までは戸崎騎手が乗っていましたし、この馬で勝ってもいますから大丈夫」(国枝師)と、同馬をわかっている戸崎騎手なら、乗り替わりも全く心配なさそうだ。