メイウェザーが判定勝利で世界王座統一 敗れたマイダナは上から目線で再戦要求
判定勝利でWBA・WBC世界ウェルター級王座統一に成功したメイウェザー 【Getty Images】
昨年12月に“メイウェザー2世”といわれるエイドリアン・ブローナーに2度のダウンを与えて勝利したマイダナは初回から得意の接近戦に持ち込み、“殴る”という形容がぴったりな荒々しい強打を振るいメイウェザーに襲い掛かる。
通常は試合序盤で相手の情報を収集・分析し、中盤以降、確実に勝利へと運ぶメイウェザーだが、ジャブとボディーで削っても執ように前進をやめず、頭をぶつけるように入ってくるマイダナをやや持て余し、いつものように楽勝モードへ入れない。
しかし終盤に入ると変わらずロープへ詰められながらもボディーワーク、アームブロック、クリンチと七色のディフェンステクニックを駆使してクリーンヒットを与えず、ジャブの上下打ち、右ショートストレート、左右フックによるボディー打ちとヒットを重ねて試合終了。
前に出て好戦的に戦ったマイダナがポイントを得たラウンドもあり、判定は1人がドローをつける114−114、117−111、116−112の2−0でメイウェザー。マイダナの健闘にあったものの王座統一に成功した。
敗れたマイダナだが、試合後「勝ったと思う」と言い、「勝ったんだからやらせてあげます」と上から目線で再戦をアピール。一方メイウェザーは「手強い相手でした」とマイダナの実力を認め、「ファンが見たいならやりましょう」と、こちらもリマッチへ特に異論はないようだった。
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