オカダがAJに敗れまさかのIWGP転落
中邑がグレイシーと12年越しリベンジ戦へ

バレットクラブ乱入で大波乱の結末

絶対王者と言われた“レインメーカー”オカダのV9を阻止した新王者AJスタイルズと勝利をアシストしたバレットクラブの面々
絶対王者と言われた“レインメーカー”オカダのV9を阻止した新王者AJスタイルズと勝利をアシストしたバレットクラブの面々【横田修平】

 3日の新日本プロレス「レスリングどんたく2014」福岡国際センター大会では、5大タイトルマッチなどが行われ、超満員となる7190人を動員した。メインイベントのIWGPヘビー級選手権試合では、“レインメーカー“オカダ・カズチカが予想外の展開で王座転落。かつてTNAの頂点を極めたバレットクラブ(BC)のAJスタイルズが新王者となった。


 AJは4.6両国国技館大会でオカダを襲撃し挑戦表明。オカダはAJの多彩な攻撃やセコンドの介入、徹底した左ヒザ攻めに苦しめられながらも、ドロップキックで活路を見出し、ツームストンパイルドライバーから必殺のレインメーカーを狙おうとするが、突如BCのセコンドが大挙してリングに上がり、オカダを襲撃。CHAOSを裏切ってBC入りした高橋裕二郎が東京ピンプスを浴びせると、AJがブラディーサンデー、ス

タイルズクラッシュと一気にたたみかけてオカダから3カウントを奪い取った。


 結成からちょうど1周年でIWGPの頂点を獲得したBCの面々は、我が物顔でリングを占拠。博多の街に、金の雨の代わりに、春の嵐が吹き荒れた。

桜庭、ギブアップでグレイシーに屈す

ホーレス・グレイシーの道着を使った首絞めにタップした桜庭
ホーレス・グレイシーの道着を使った首絞めにタップした桜庭【横田修平】

 中邑真輔&桜庭和志組vs.ホーレス・グレイシー &ダニエル・グレイシー組によるプロレスvs.柔術異種格闘技戦では、グレイシーがまたしても“グレイシーハンター”狩り。試合後はダニエルが中邑の持つIWGPインターコンチネンタル王座挑戦に名乗りを上げたことから、5.25横浜アリーナ大会でのタイトルマッチが急浮上した。


 中邑とダニエルは2002年の大みそかに総合格闘技のリングで対戦し、中邑が敗北。今回、約12ぶりの遭遇に、中邑は真っ赤な道着姿で並々ならぬ闘志を見せ付けると、序盤からグラウンドでじっくりとやり合うも、ダニエルは中邑の挑発には応じず。中邑が裸足でヴァイブレーションを繰り出す場面もあったものの、桜庭がホーレスの道着を使った首絞めにギブアップし、リベンジはできなかった。


 勝ち誇るダニエルはその場で王座挑戦を表明。中邑も「オレも男だ。受けてやる。イヤァオ!」と受諾した。

ジュニアV3の飯伏がNEVER無差別級挑戦へ

NEVER王者・石井が3度目の防衛を果たした直後に、ジュニア王者・飯伏がリングに上がり、NEVER王座への挑戦を要求
NEVER王者・石井が3度目の防衛を果たした直後に、ジュニア王者・飯伏がリングに上がり、NEVER王座への挑戦を要求【横田修平】

 IWGP Jr.ヘビー級王者の飯伏幸太は、田口隆祐をシットダウン式ラストライドからのフェニックススプラッシュで退けV3を達成。試合後、今度は本間朋晃を垂直落下式ブレーンバスターで下したばかりの石井智宏の前に現れ、NEVER無差別級王座への挑戦を表明した。


 スタン・ハンセンさんが特別立会人を務めたNWA世界ヘビー級選手権試合では、小島聡がウェス・ブリスコをラリアットで仕留めてベルトを死守。元王者のジャック・ブリスコの甥にあたるサラブレッドから王座を守り抜いた。


 IWGPジュニアタッグ選手権試合では、 ニック・ジャクソン&マット・ジャクソンのザ・ヤングバックスが、元王者であるフォーエバー・フーリガンズことアレックス・コズロフ&ロッキー・ロメロ組をモア・バング・4・ユア・バックで下した。

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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