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ドネア、内山、西岡が語るパッキャオ
ブラッドリーとの再戦は判定勝利を予想

世界王者が集結して和やかな鼎談

元世界4階級王者ドネア(左)、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山(右)、元WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡が集めり、日本時間13日のブラッドリーvs.パッキャオ戦を語った
元世界4階級王者ドネア(左)、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山(右)、元WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡が集めり、日本時間13日のブラッドリーvs.パッキャオ戦を語った【t.SAKUMA】

 世界チャンピオン3名が集結してパッキャオを語る! 元世界4階級王者で「フィリピンの閃光」の異名を持つノニト・ドネア(フィリピン)、WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)、元WBC世界スーパーバンタム級王者で現在WOWOW「エキサイトマッチ」の解説を務める西岡利晃が12日、都内WOWOW本社に集まり、マニー・パッキャオとティモシー・ブラッドリーの再戦について見どころを語った。


 日本時間13日、王者ブラッドリーと挑戦者パッキャオによるWBO世界ウェルター級タイトルマッチが行われる。両者は2012年6月に王者パッキャオ、挑戦者ブラッドリーと逆の立場で戦い、ブラッドリーが判定2−1で勝利するも、パッキャオの有効打が多かったことからこの判定が物議をかもした。パッキャオは次戦となった12年12月のファン・マヌエル・マルケス戦にKOで敗れ連敗を喫するも、13年12月のブランドン・リオス戦に判定勝利で復帰を果たし、2度目のブラッドリー戦に臨むことになった。ドネアはWOWOW(13日11時〜WOWOWプライム)で生中継されるこの一戦の解説を務める。


 12年10月に米国ラスベガスで西岡と対戦経験(ドネアの9RKO勝ち)のあるドネア。西岡が13年に兵庫・西宮にオープンしたジム開きにお祝いの花束を贈り、昨晩も食事に行って西岡が日本の浴衣をプレゼントするなど「3年前に初めて出会ったときのニシオカはピリピリして怖かったけど今はすっかり友達」と満面の笑み。内山とも過去に対談したことがあり、3人とも顔見知りということで約1時間の鼎談は和やかな雰囲気で進んだ。

ドネア「パッキャオの体が昔と比べてソフト」

パッキャオの強さの要因をハードワークと語ったドネア
パッキャオの強さの要因をハードワークと語ったドネア【t.SAKUMA】

 ドネアは同じフィリピン出身ということで、2001年のアマチュア時代にパッキャオのスパーリングパートナーを務めた経験がある。そのときに「オーソドックスが逆のタイプとやるときは先に手を出すように」とアドバイスを受けたという。ただ、その後パッキャオが史上2人目の6階級を制覇し、ここまでのスーパースターになるとは思わなかったと当時を振り返った。

「時にはいい人過ぎると感じるし、時には理解できないことも多い(苦笑)」とパッキャオの人柄に触れると、「僕もフィリピンに帰れば女の子が集まってくるし(笑)、そこそこ人気があるけど、パッキャオほどではない」と母国でのパッキャオ人気のすごさを語った。6階級制覇を成し遂げた要因には、「(フロイド・)メイウェザーのような才能があるわけではないけど、厳しいトレーニングを積むなど努力をすごいする」とハードワークを挙げた。


 一方、アマチュア時代から顔見知りというブラッドリーの印象は「アマチュア時代はいいやつだった。ただ、今は知名度だったり、お金が入ってきたりして自分を見失っている部分がある」と厳しい評価。自分ならブラッドリーとどう戦うか、という質問には「クセとしてフェイントをかけると動きが止まってしまうので、そこでパンチを打ち込む」と答えた。

 

 ブラッドリーとパッキャオの再戦については、この日行われた計量のパッキャオの体つきを見て、「前までのバキバキした体とは違って、今回はソフトな感じがした」と首をひねり、「政治活動などで忙しそうだし、それがトレーニングにどう影響しているか」と不安点を挙げた。勝敗予想は「パッキャオの判定勝利。前回の試合のこともあるのでKO勝利したいと思うけどね」とパッキャオに軍配を上げ、「パッキャオが試合の中でどれだけスピードとパワーを維持できるか」を勝敗のポイントとした。

内山「強いパッキャオが見たい」とKOを希望

「パッキャオが一番好きなボクサー」と語る内山。自身の次戦はまだ決まっていないという
「パッキャオが一番好きなボクサー」と語る内山。自身の次戦はまだ決まっていないという【t.SAKUMA】

 ボクシングを始めたときからパッキャオが一番好きなボクサーだったという内山は「鋭い踏み込みからのストレート。相手のパンチを外したあとのリターンのスピード」と強さの秘訣を挙げた。また、「階級をどんどん上げていくと普通なら骨格がついていかないけど、彼は骨格が対応しているのがすごい」と6階級制覇のチャンピオンをたたえた。今回の一戦については、「判定でパッキャオの勝利かなと思うけど、昔の強いパッキャオを見せてほしい」とKO勝利を希望した。


 西岡はリオスとの復帰戦について「パンチをもらわない意識で戦っていたと思う。スピードと手数を出していて足を使っていた」との印象を挙げた。そして、「年齢的に戦い方をシフトしているのかもしれない」とパッキャオの戦法に変化があることを指摘。今回の再戦については「判定でパッキャオ。足を使うのか、それとも前回負けているのでもう一度ガンガン行くのか。パッキャオの出方が試合を左右する」と勝敗のカギを語った。


 鼎談の最後に、5月31日にマカオでシンピウェ・ベチェカ(南アフリカ)の持つWBA世界フェザー級王座に挑戦し、5階級制覇を狙うドネアに、西岡が「絶対勝つと信じているので、今度ベルトを見せて」とエール。内山も「ドネアが階級を上げていてどんどん(自分の階級)に近付いてきているのが脅威」と苦笑いをするも、「ドネアの試合はすごく面白いのでインパクトのあるKOを期待します」とメッセージを送った。ドネアも「アメリカに帰ったら僕がウチヤマとマイキー・ガルシア(WBO世界スーパーフェザー級王者)の試合をプッシュしておきましょう」と笑顔で返した。

◆◆◆WOWOW番組情報◆◆◆

★生中継!エキサイトマッチスペシャル

“アジアの英雄”パッキャオが完全復活を懸けて因縁の再戦!

4月13日(日)午前11:00[WOWOWプライム] ※生中継


<WBO世界ウェルター級タイトルマッチ>

ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)/WBO世界ウェルター級チャンピオン

マニー・パッキャオ(フィリピン)/元6階級制覇チャンピオン

ゲスト:ノニト・ドネア/元4階級制覇王者

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