即戦力がめじろ押し!プロ注目の大学生 ドラフト有力選手を総チェック
今秋ドラフトの目玉選手に挙げられる早稲田大・有原 【写真=BBM】
また、2011年ドラフト4位指名の巨人・高木京介(国学院大)やロッテ・益田直也(関西国際大)のように上位ではないがいきなり好成績を収める選手もいれば、3年目にブレークし、今や強力打線の一角を担っている福岡ソフトバンク・柳田悠岐(広島経済大)など、その道筋はさまざまだ。
さらに、注目すべきは昨年のケース。15勝を挙げて東北楽天の日本一に貢献した則本昂大(三重中京大)、チームは最下位ながら最多勝16勝を挙げた小川泰弘(創価大)は、ともにドラフト2位。当時のドラフトではソフトバンク1位の東浜巨(亜細亜大)が抜群の知名度を誇ったが、成績では上回った。このようにチームにとって大学生ルーキーの活躍が欠かせないものとなっている。そこで、今回は、即戦力として期待される大学生のドラフト注目選手を一挙紹介する。
最注目は最速156キロの早稲田大・有原
東浜、九里から亜細亜大エースのバトンを受け継いだ山崎康。リーグ6連覇に導き歴史に名を刻めるか 【写真=BBM】
続く存在は亜細亜大・山崎康晃。チームでは東浜、九里とつながってきたエースのバトンを受け取った。正捕手でチームの精神的支柱だった嶺井博希(現、横浜DeNA)が抜けたことで責任感が生まれた。そのピッチングでチームをリーグタイ記録の6連覇に導くことが目下の役割となる。
そしてダークホース的存在として台頭してきているのが150キロ右腕の横浜商科大・進藤拓也。リーグ戦の実績は13試合で2勝0敗と乏しいが潜在能力はたっぷりだ。それだけに、春季リーグ戦での働きぶりに注目が集まりそうだ。
ほかにも188センチの長身からキレのある直球を投げ下ろす大阪商業大・金子丈、上背はないがたくましい体から154キロの豪速球を投げ込む東海大・長友昭憲、安定感に定評のある拓殖大・佃勇典など、さまざまなタイプが存在する。