石井慧が元UFC戦士に判定勝ち “犬猿”小川と藤田が奇跡の合体=IGF

長谷川亮

元UFC戦士を撃破した石井に藤田は闘魂ビンタで再戦を要求 【t.SAKUMA】

 総合格闘技の試合をメインとしたIGFの「INOKI GENOME FIGHT 1」が5日、東京・両国国技館で開催された。

 メインイベントは昨年末に藤田和之を破り、IGFチャンピオンシップ王者となった石井慧が、元UFC戦士であるフィリップ・デ・フライと対戦。スリーパーで多くの白星を挙げているフライだが、石井はたびたび大外刈りでテイクダウンを奪って3−0の判定勝ち。大会はそのままエンディングへ向かうと思われたが、ここで藤田がリングに入り、「おい、チャンピオン。俺とのリマッチ受けてくれるよな?」と対戦を要求。ビンタを見舞うと、石井もすぐにビンタを返し、「いつ何時、どんなルールでも受けます」と藤田の挑戦を受諾。年内の再戦が決定的な流れとなった。

藤田と小川は仲間割れ寸前も…

コーナーにつかまった小川に藤田が蹴りを入れるなど終始チグハグしていた。小川が今後の合体も示唆したが… 【t.SAKUMA】

 その藤田は第5試合に登場し、犬猿の仲である小川直也と初タッグを結成。ピーター・アーツ&レイ・セフォーという、K−1レジェンドコンビと対戦した。リングに揃うなりどちらが先発を務めるかで言い争い、全く息の合わない2人は仲間割れ寸前と思われたが、ダブルブレーンバスターから小川がSTOを決めセフォーを速攻フォール。藤田は足早にリングを後にしたが、小川は「今日はぶっつけ本番でコンビネーションがうまくいかなかったけど、もうちょっと次はうまくなるから」とマイクで話し、再タッグ結成の可能性を示唆した。
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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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