48歳で現役復帰のアーネスト・ホースト「人生はチャンレンジとトレーニング」
史上最多4度のK−1王者にインタビュー
K−1最多4度のチャンピオンに輝いた48歳のホーストが3月のホーストカップで7年ぶりに現役復帰を果たす 【長谷川亮】
走ることは体のために重要
ホースト 練習を再開してコンディションは非常に良くなってきています。以前はランニングで10km走るのに50分以上掛かっていたのが、今は49分ぐらいのタイムになってきました。戦う際のスタミナとは違う部分もありますが、基礎的な面でそういうところもとても大切だと思います。これから試合までの期間でさらにコンディションを上げていきたいと思っています。
――100kgを超えるヘビー級で、10km50分を切るタイムは速いのではないですか。
ホースト もともと走るのが好きなんです。去年トレーニングを再開した時もまずはランニングから始めました。その時は30分も走ることができなかったのですが、それが今は1時間半ぐらい、キツさを感じず走ることができるようになりました。もちろん戦うためにはスパーリングであったりも大事なのですが、トレーニングの初期段階でランニングは自分の体調やコンディションを整えてくれるので、走ることは体のために重要だし、常にランニングすることを心掛けています。
目標は東京マラソン4時間以内完走
ホースト 当時はコンディションがあまり良くなく、足の状態が十分でない時に出場したため楽しみ切れない部分はあったのですが、沿道でみなさんがすごく応援してくださったのでとてもいい経験になりました。怪我もあり5時間以上掛かってしまったので、来年また挑戦して4時間以内か4時間前後で完走したいと思っています。
――10km50分を切れているのであれば、十分達成可能な目標ではないでしょうか。
ホースト 42kmともなるとまた別の話になりますからね(苦笑)。でも、ガンバリマス。
――戦うことから引退し、その代わりのチャレンジとしてマラソンをしているのだと思ったのですが、やはりまた戦いたくなったのでしょうか。
ホースト 復帰を決めたのは試合前の心がザワザワする感じであったり、アドレナリンが上がってくる感じが恋しくなったというのと、やはり純粋に格闘技を愛しているからです。それともう1つ、自分がプロデュースする格闘技用品のプロモートができればと思ったこともあります。