羽生、100点超えも「まだピークとは言えない」=高橋、町田SP後コメント
高橋大輔「明日終わるまではあきらめない」
満足のいく演技ができなかった高橋だが、メダル圏内の4位に「希望は捨てていない」 【Getty Images】
全く前の人の演技を見ていなかったので、4回転をミスしてしまったし、最終グループも厳しいかなと思っていました。4番で正直びっくりしているのと、ホッとしているのと両方です。今日は100パーセントの演技ができなくてすごく悔しいんですけど、今できることはやれたと思うので、明日はジャンプうんぬんよりも最高の演技をしたいと思っています。
――練習で4回転決まらなかったが本番はどんな気持ちで臨んだ?
最後まで希望を捨てずに本番に懸けていました。でも今日は決めることができませんでした。ただ明日に向けて希望は捨てずに地道にやっていきたいです。
――4回転以外は悪くなかったが?
ジャンプに関しては、アクセルもコンビネーションも危うかったので、踏ん張った感じでした。ステップもつまずきそうだったりと自分が思った以上に演技のほうは良かったみたいですけど、自分の中ではちょっとなと。でも今日それだけ評価してもらえたなら、明日は絶対にできると思っています。
――体のキレは?
今日はかなりの緊張感がありましたけど、ひと段落したので明日はもっと力を出せると思います。
――全日本の状態と比べて?
全日本以上に厳しいなという状況で過ごしていました。
――これだけの得点差を見ると開き直るしかない?
そうですね。まあ、今あがいても自分のできることを100パーセントやらなければいけないですし、明日は何が起こるか分からないと思っています。まだ決まったわけではないので、こういう結果を受け止めて、明日は自分の演技をすることに集中したいです。それが実力だと思うので、精いっぱいやりたいと思います。あまり深く考えず思い切りやるだけです。
――明日に向けて希望は?
希望になったというよりは希望は捨てずにやります。僕は終わった時点で4番だと思わなかったので、そこは4位にとどまっている。明日終わるまではあきらめずにやりたいと思います。
町田樹「“逆バレンタイン”できるように」
11位と出遅れた町田、フリーは無の境地で『火の鳥』になる! 【Getty Images】
――明日はどう臨む?
もう無ですね。ストラヴィンスキーの『火の鳥』に身をゆだねて、自分の背中に大きな翼があって、それを使って空高く舞い上がるイメージでやっていきます」