羽生、100点超えも「まだピークとは言えない」=高橋、町田SP後コメント

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101.45の高得点でSP首位に立った羽生 【Getty Images】

 ソチ五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が現地時間13日、アイスベルク・パレスで行われた。今季グランプリファイナルを制した19歳の羽生結弦(ANA)が、自身が持つ歴代最高得点を更新する101.45点で首位に立った。SPでの100点超えは史上初。

 また、前回バンクーバー五輪銅メダルの高橋大輔(関西大大学院)は86.40点で4位、町田樹(関西大)は終盤のミスが響き83.48点の11位となった。なおSP上位24選手が進出するフリースケーティングは、現地14日(日本15日0時〜)に行われる。

 以下、羽生、高橋、町田のSP後のコメント。

羽生「足がすごく震えていました」

――点数が分かった瞬間の気持ちは?

 3桁の点数が出たことはうれしかったです。やはり100点超えをできるとは思っていなかったので、五輪という素晴らしい舞台で100点を超える演技ができたということを本当にうれしく思います。

――団体のSPとは何が違った?

 足がすごく震えていました(笑)。団体のときも言っていましたけど、それとは比べ物にならないくらい緊張していました。

――精神的に不安になったりはした?

 僕の場合は団体で良かったからこそ、少し不安要素があったというか、団体が終わってピークが早かった感じがあるので、練習中もあまり良くなかったですし、それでもトレーナーの先生が一生懸命、試行錯誤してくれて、テーピングも新しく付け替えて、こうやって良い演技ができたので本当に良かったと思います。

――精神的に追い詰められた?

 精神的なものはなかったと思います。ただただ試合をこなすという感じでいました。やはり今日はすごい緊張しました。
――どういう気持ちで臨んだ?

 とにかく前向きな気持ちだとか、そういうものを大事にしていました。そういう気持ちに自分の心を傾けようとすごく意識していました。それは(昨年12月の)全日本選手権でもそうですし、GPファイナルのときもそうでした。

――それはできた?

 できたと思います。精神状態は五輪が終わるまでずっと気が張っていると思いますし、問題はないと思っています。そこをコントロールするためにも、心と体が一体になるというか、そういうものがすごく重要になってくると思っています。まだ終わっていないですし。
――テーピングは具体的にはどんな処置をした?

 それは言えないです(苦笑)。まだピークとは言えないですけど、けっこういいところまで行っていると思うので、そこを持ち上げたいですね。

――テーピングはけがの予防?

 けがとかではないです。ただ自分の体の使い方とかそういうことです。

――滑りの出来は

 90パーセントくらいだと思います。明日(フリー)に向けて、またしっかりと休んで、明日は明日ですし、今日は今日でもう終わったことなので、明日に向けてやることをやっていきたいと思います。

――6分間練習で音楽を聴いていたが

 Jポップを聴いていました。僕がいま良い状態でいられるためには音楽というものが必要不可欠だと思うので、いつも通りの感じで入っていきました。

外国人記者に向けて

 100点超えという点数は驚きました。でもこれが僕のベストではない。明日はさらにベストを出したいと思っています。今日はとても難しい日でした。少し緊張もしていました。とにかくベストを尽くしました。

※次ページは高橋、町田のコメント

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