南部監督「世界トップと戦えるチームに」=バレーボール全日本男子監督就任会見
全日本男子の監督に就任した南部正司氏。「全日本を復活させたい」と抱負を語った 【坂本清】
「厳しい状況なのは理解しているが、なんとか日本男子を再建に導きたい」と抱負を語った南部監督は現役時代、日新製鋼と松下電器(現パナソニック)でアタッカーとして活躍し、全日本でもプレー。2007年からパナソニックを指揮し、Vプレミアリーグ、全日本選手権、黒鷲旗全日本選抜大会を合わせた3冠にチームを2度導いている。
南部監督は、5月まではパナソニックパンサーズと全日本監督の兼任となる。
交代の要因は成績不振
監督交代の要因を語った羽牟会長。やはり、世界選手権への出場権を逃すなど成績不振の影響が大きかった 【坂本清】
日本バレーボール協会 会長 羽牟裕一郎
日本バレーボール協会 強化事業本部本部長 荒木田裕子
日本バレーボール協会 強化事業本部全日本男子バレーボールチームゼネラルマネージャー(GM) 桑田美仁
羽牟 既に皆さまにはご案内をしておりますが、1月29日の定例理事会におきまして、強化事業本部男子強化委員会からの提案があり、現Vプレミアリーグ、パナソニックパンサーズ監督の南部正司さんを全日本男子ナショナルチームの監督として、就任を要請することを決定しました。これに伴い、これまで1年近くチームを率いてまいりました米国人のゲーリー・サトウ氏が退任することになったことを合わせてご報告したいと思います。
この経緯に関しましては、強化事業本部長のほうから詳しくご説明しますが、基本的には皆さま方にご承知いただいているように、ゲーリー監督は就任以来、一生懸命に経験や知識を生かしながら強化にまい進してまいりました。大変遺憾なことではございますが、その結果が、なかなか実らないままで男子チームの成績が極めて厳しい。大変残念な結果に終わってしまいました。これを受けまして、先ほどからご説明しております、男子強化委員会・事業本部のほうで、検討を重ねた結果、今回の結論にいたりました。