高谷vs内村、憂流迦vs夜叉坊が決定=2.23VTJは激戦必至の好カード

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新世代対決となった憂流迦と夜叉坊は挑発合戦

バンタム級新世代対決となる憂流迦(左)と夜叉坊はお互いに火花を散らす 【スポーツナビ】

 世界標準になりつつある金網・ヒジ打ちを採用しての総合格闘技大会「VTJ 4th」(2月23日/東京・大田区総合体育館)の会見が23日に都内で行われ、高谷裕之vs.内村洋次郎(145ポンド契約)、佐々木憂流迦vs.石原夜叉坊(135ポンド契約)の2カードが発表された。 

 修斗環太平洋フェザー級王者の憂流迦と「VTJ 2nd」で1RKO勝利を飾るなど勢いに乗っている夜叉坊は会見からバチバチに火花を散らした。相手の印象を聞かれると、夜叉坊は年上で戦歴では格上である憂流迦を「うるりん」呼ばわりして「自分のやりたいことをするだけで相手は気にしていない」と言えば、憂流迦は「相手にならないと思っているので相手のことは気にしていない」と返す。また、夜叉坊が「打ち合いになれば相手にならないので、自分の嗅覚を信じて打ち抜こうと思っている」と語れば、憂流迦は「前のVTJの試合も見たけどたいしたことない」と一蹴した。

 さらに憂流迦が「第1試合でやりたい」と希望を挙げると、夜叉坊も「あとの選手大丈夫かな? 僕らがホンマ面白い試合するんで」と独特の言い方で受託。坂本一弘VTJ実行委員会代表は苦笑いしながらも、「いきなり会場を盛り上げるような熱い試合を見せてください」と憂流迦vs夜叉坊を第1試合に持ってくることを了承した。総合格闘技では現在8連勝中で寝技を得意とする憂流迦と、8戦6勝中5KOという豪腕・夜叉坊というお互い正反対の武器を持つバンタム級新世代対決がVTJを盛り上げる。

ストライカー同士の殴り合いが注目される高谷vs内村

お互い打撃を得意とするストライカー同士の一戦となった高谷(左)vs.内村はKO決着間違いなし 【スポーツナビ】

 憂流迦と夜叉坊と違って大人の対応だったのは高谷と内村だった。昨年6月のVTJでダニエル・ロメロに1RKO負けを喫した高谷は「VTJに参戦できることが光栄。強くなったところを見せられるように頑張る」と静かに意気込んだ。前の試合がよほど悔しかったようで、「いい選手になっているところを見せられるようきっちり倒したい」とKOへこだわると、「全体的にレベルアップできるように練習してきた。中身は試合で判断してください」と2回目のVTJ参戦に自信をのぞかせた。

 初代ZSTウェルター級王者で、最近はパンクラスを戦場としている内村にとって今大会は初の金網での試合となる。パンクラスの酒井正和代表やVTJの関係者に参戦できたことのお礼を述べつつ、「高谷さんはトップファイター。喧嘩番長そのままのイメージで、ちょっとビビッてます」と殊勝なコメント。しかし、「VTJで求められるのはKO勝利。そこを狙って行きたい」とバチバチの打撃戦を誓うと、「海外参戦を希望しているので、KOで勝っていいリズムで海外で試合をしたい」と今年の目標を語った。

 ともにストライカーである“喧嘩番長”高谷と内村。KO必至の殴り合いに注目だ。

ラウンドガールとして花を添えるダンスユニット

今大会にラウンドガールとして花を添えるダンスユニット「REGIIIIIINA!!」 【スポーツナビ】

 また、いち早くユニファイドルールを取り入れた「VTJ」だが、参加選手は修斗やパンクラス、ZSTなどいろいろな団体から集まる。そこで今回はルールをしっかり共有するために、UFCでもレフェリーを務めたラリー・ラレンスを一部の試合でレフェリーとジャッジに起用することが決まった。

 また、今大会では「レースクイーン・オブ・ザ・イヤー11−12」を受賞した立花サキをはじめ、有馬綾香、立花かな、新庄千歳、桜木ゆいの5人からなるダンスユニット「REGIIIIIINA!!」がラウンドガールとして花を添えることも合わせて発表された。
■VTJ 4th
2月23日(土)東京・大田区総合体育館 試合開始16:00

【対戦決定カード】
<145ポンド契約 5分3R>
高谷裕之
内村洋次郎

<135ポンド契約 5分3R>
佐々木憂流迦
石原夜叉坊

【既報カード】
<155ポンド契約 5分3R>
児山佳宏
小谷直之

<145ポンド契約 5分3R>
美木航
西浦“ウィッキー”聡生

<125ポンドトーナメント出場選手>
神酒龍一
扇久保博正
マモル
前田吉朗
カナ・ハヤット
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