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屈腱炎から復活―バリアシオン完成の域
同期オルフェと最後の戦いへ“攻める”
屈腱炎から復帰したウインバリアシオン、自慢の末脚で有馬記念を斬る!
屈腱炎から復帰したウインバリアシオン、自慢の末脚で有馬記念を斬る!【netkeiba.com】

 2012年の宝塚記念(4着)以降、屈腱炎により約1年半もの間、戦列を離れていたウインバリアシオン。11月30日の金鯱賞(3着)で復帰し、この有馬記念が休み明け2戦目となる。GIは未だ無冠ながら、過去5回のGI出走のうち2着2回3着1回、掲示板をはずしたことは一度もない。能力の高さは証明済み。同期オルフェーヴルと最後の戦いへ。勝負をかける陣営の意気込みに迫った。(取材・文:井内利彰)

馬本位で、無理ない復帰を心がけた

竹邑厩務員(右)をはじめ、厩舎スタッフがじっくりと時間をかけて復帰への道筋をつくった
竹邑厩務員(右)をはじめ、厩舎スタッフがじっくりと時間をかけて復帰への道筋をつくった【netkeiba.com】

 2012年秋。GIレースを目指して、栗東へ帰厩したウインバリアシオンだったが、その調整を進める段階で、浅屈健炎が判明した。


「15−15を乗った時に脚元がモヤモヤっとして。すぐに先生に相談して、エコーをとってもらったら、屈健炎の診断でした。すぐに放牧に出ましたが、早期発見できたことが不幸中の幸いでした」(竹邑行生厩務員)


 休養期間は1年以上になったが、これは無理せず、馬本位で調整を進めてきた結果だった。


「軽度の屈健炎でしたが、じっくりと時間をかけました。それがレースを使った後でも不安がない状態に繋がっているのかも知れませんね」(松永昌博調教師)


 あらためて、金鯱賞のレース内容について、調教師に振り返ってもらった。


「ジョッキーには特に指示もせず『行き脚はないから、後ろからのレースになると思うよ』という、馬のこれまでのレースの特徴だけは伝えておきました。無理しないレースで、終いしっかりと伸びてくれましたから、よく走ってくれたという印象です」


 それにしても、前走の馬体重は538キロ。2012年宝塚記念時と比較して、30キロも増えていたが、これに関して、担当者はどのように感じていたのだろう。


「帰ってきた当初は『太いかな』っていう感覚で、汗取りを着けてみたりしましたけど、すぐに戻るし、追い切るごとに数字は減らなくても、体が締まっていく感じがあったので、馬体重そのものは気になりませんでした。今でも、数字はほとんど変わりませんけど、1度使ったことで、より引き締まった感じもあります」

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