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寺川綾「本当に幸せな水泳生活だった」
現役“卒業”会見 一問一答全文
あえて“卒業”という言葉を用いて現役生活からの引退を表明した寺川綾
あえて“卒業”という言葉を用いて現役生活からの引退を表明した寺川綾【スポーツナビ】

 2012年ロンドン五輪競泳女子100メートル背泳ぎ、同400メートルメドレーリレーで銅メダルの寺川綾(ミズノ)が都内で会見し、現役引退を発表した。


 寺川は、近畿大2年で04年アテネ五輪に出場し8位入賞。その後は08年北京五輪の出場を逃すなど低迷したが、日本代表・平井伯昌ヘッドコーチに師事して才能が再び開花、ロンドン五輪で2つのメダルを手にした。

 ロンドン後に一度は現役を退く意向を示すも、翻して現役続行を決断。今季は世界選手権(7〜8月、バルセロナ)の50メートル、100メートルでの銅メダル獲得や日本記録更新など、活躍したが、右足首の故障を理由に、競技生活に終止符を打つことになった。


 以下、会見での寺川のコメント。

東京国体で決断「『終わりだな』と思った」

 今シーズンをもちまして選手生活を卒業させていただきたいと思います。本当にたくさんの方々にお世話になり、サポートしていただき、自分が思っていた以上に長い期間、第一線で競技生活を続けることができました。皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。


――引退を決意した理由と時期を教えてください。


 本当は、昨年のロンドン五輪を集大成として終わるつもりでした。ただ、世界選手権の100メートル背泳ぎの内定をいただいていて……。これまで、それを必死に勝ち取るために世界で頑張っていたので、内定のチャンスを自ら捨てることはできず、「もう1年続けよう」とやってきました。でも、何となく五輪が終わってから「ゴールが近づいているんだな」と感じていました。体力の限界とかではなく、今季は故障も多く、100パーセントの力でパフォーマンスができなかったことが、選手として、自分を許すことができなくて。東京国体(9月)が終わった日に「終わりだな」と思いました。


――印象に残っているレースは?


 やっぱりロンドン五輪ですね。個人のメダルもそうですが、メドレーリレーで、いつも一緒に練習している加藤ゆかさん(東京SC)、上田春佳さん(キッコーマン)に加え、絶好調の鈴木聡美さん(ミキハウス山梨)と組ませていただきました。日本チームとしても最高の仲間に囲まれて、五輪の舞台でメダルを取れたのが印象に残っています。


――故障の状態は?


(故障は)右足首です。ひどくなったのは6月のヨーロッパサーキットを回る2、3日前でした。(それがなければ現役を続けることも)できたかもしれませんが、これが自分なので仕方ないかなと思います。痛みが突然出てくるので、自分で足を動かすこともできないし、痛め止めの注射を打っても全然良くならなかったです。


――それとは裏腹に、今季は世界選手権で2つの銅メダル獲得など結果を出していたが?


(けがは)見えないので言わないと分からない。だから、できるだけ我慢して、できるところはやっていましたが、やっぱり限界があって……。試合のときも、レースの招集所に行く寸前までトレーナーにつきっきりでお世話になったりしていて、他の選手にも迷惑がかかっていたと思います。

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