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“激闘王”八重樫、肉体をパワーアップ
強豪に勝って「自分の力を証明したい」

「ソーサよりスタミナもパワーも上回っている」

鍛え抜かれた後背筋を披露する八重樫
鍛え抜かれた後背筋を披露する八重樫【スポーツナビ】

 プロボクシングWBC世界フライ級王者・八重樫東が30日、神奈川・大橋ジムで2度目の防衛戦に向けて公開練習を行った。12月6日、東京・両国国技館で元WBCライト・フライ級王座を10度防衛したエドガル・ソーサを挑戦者に迎える八重樫は「ソーサは軽量級の強豪として世界に名前が通っている選手。対戦できるのは光栄なこと。そういう選手に勝つことができれば自分の力の証明になると思う」と抱負を語った。


“激闘王”のあだ名がつく八重樫は井岡一翔戦、サンムアンローイ・ゴーキャットジム戦、五十嵐俊幸戦、オスカル・ブランケット戦とここ数戦は「打ち合いをメーンとした激しい試合をしてきた」と振り返る。しかし、今回の一戦を前に「基本的な自分のスタイルは出入りのあるボクシング。そのスタイルに戻しつつ、その延長線上で、ある力を出していく」とテーマを語った。

 そのために、土居進フィジカルトレーナーとウェートトレーニングや走り込みを中心に、「毎日毎日が厳しくて今は成長した実感がない」と八重樫が語るほど厳しいトレーニングで身体をいじめてきた。その成果は、練習終わりにシャツを脱いだ八重樫の盛り上がった後背筋、引き締まった腹筋に現れ、土居トレーナーも「今回のトレーニングが一番しっかりできた。ソーサと比べてスタミナもパワーも上回っていると思います」と言い切った。また、27日のソーサの公開練習を視察した八重樫のセコンドにつく松本好二トレーナーが「勝敗を分けるのは一瞬のスピード」と語ったが、土居トレーナーは「一瞬のスピードでも自信がありますよ」と太鼓判を押した。

12.6のメーンで「後輩には負けられない」

八重樫はスパーリングでは「本来のスタイルである出入りのあるボクシングをしたい」と語るとおりの動きを見せた
八重樫はスパーリングでは「本来のスタイルである出入りのあるボクシングをしたい」と語るとおりの動きを見せた【スポーツナビ】

 この日は元日本ミニマム級王者・原隆二と2Rのスパーリング、サウンドバック打ち4R、ミット打ち2Rと熱のこもった練習をこなした。スパーリングでは「本来のスタイルである」出入りのあるボクシングや「その延長線上にある」というインファイトにも対応できるように、フットワークを生かして相手の攻撃をいなしつつ、2R終盤には距離を詰めての打ち合いを見せた。ミット打ちでも「ボスッ」という音がジムに響き渡るほどのパワフルなストレートを打ち込んだ。「常に動くことによって、例えパンチが当たらなくても相手の体力を消耗させる」(土居トレーニング)ために必要な12R動き回るスタミナとパワー、スピードをつけてきたフィジカルトレーニングの成果を実証する動きを披露した。


 今回、八重樫の防衛戦は村田諒太、井上尚弥ら日本ボクシング界のスターがそろう12月6日の興行でメーンとなる。大橋ジムの後輩である井上尚弥とはこの3カ月間、数え切れないほどのスパーリングをこなし、お互いに切磋琢磨してきた分「後輩には負けられない」と闘志を燃やす。「お見合いになるかもしれないし、ぶつかり合いになるかもしれない。リングに上がっての感覚と自分自身を信じたい」という八重樫がどのようなスタイルで最強の挑戦者を迎撃するのか――“激闘王”の戦いぶりが注目される。

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