8歳エスポ引退ラン“まだまだやれる”=安達調教師JCダート直前インタビュー
引退ランとなる8歳エスポワールシチー、だが、力はまだまだ衰えていない!(写真は09年JCダート) 【netkeiba.com】
“JBCで引退”を払拭
「JBCを走る前に『これで引退』という話もありました。しかし、レースが終わってから『JCDに登録してほしい』という、オーナーの意向を受けて、このレースが引退ということになりました」
やはり前走の勝ちっぷりから「まだまだやれる」という思いが、現役続行の道を選択することになったのだろうか?
「そうかも知れませんね。確かに、去年は南部杯を使った後、輸送疲れがあり、調整にかなり苦労しましたが、今年はほとんど疲労がなかったんですよね。だから、レース間隔が詰まったJBCスプリントでもあれだけのパフォーマンスができたんだと思います」
坂路最終追い切りも絶好の動き
この中間は坂路で絶好の動きをみせている 【netkeiba.com】
「全く問題ないですね。気になるようなところは全くありません。1週前追い切り、そして、今朝(27日)の最終追い切りと、後藤浩輝騎手に乗ってもらいましたが、すごくいい動きでした。今朝は追い切ったのが、3頭目ということもあり、非常に馬場の良い時間でしたが、それでも、4F53.2〜3F37.7〜2F24.3〜1F12.2秒という時計は評価できますよね」
エスポワールシチーといえば、Cコースでの追い切りを課された時期もあったが、今は坂路馬場オンリー。このあたりについて、師が意図していることはあるのだろうか?
「Cコースに出すと、引っ掛かる可能性があるので。調教で余計なストレスをかけるくらいなら、坂路で追い切る方がよいだろうということで、今の調整を行っています」