梅野源治、元ムエタイ2冠王者をKO勝利=ルンピニーランク入りとゲーオの再戦誓う
元2冠王者相手にルンピニー査定試合
ルンピニー査定試合で、元ムエタイ2冠王者をKOで下した梅野 【t.SAKUMA】
大会メーンイベントには前回9月にゲーオ・フェアテックスと対戦するもKOで敗れた梅野源治が登場。復活を懸け、ゴンサヤーム・トーピッタックチャイとスーパーフェザー級のルンピニースタジアムランキング査定試合で対戦した。
ゴンサヤームはプロムエタイのフェザー級とラジャダムナンスタジアムのスーパーフェザー級王座を保持していた元2冠王者。21歳の若さで今も積極的に試合へ出場する現役選手であり、ゲーオへのリベンジを狙う梅野の前に同じサウスポーとして立ちはだかった。
9月の敗戦を糧に1ランク成長
3Rにラッシュをかける梅野 【t.SAKUMA】
しかし、梅野は2Rも左右ローを放って入れるとこれを効かせ、右ストレートの後で左ヒザをボディにグサリ。これが効いたゴンサヤームは右腕のガードが落ち、梅野は見逃さず左ヒジも見舞って優勢を色濃くする。
3R、ゴンサヤームは梅野の蹴り足を取ってコカすなど応戦するが、梅野は左ミドルを浴びても腰を振って余裕をアピール。パンチ連打からヒジ打ちのラッシュを掛け、そして左ローを叩き込み、最後は右アッパー。これで遂にダウンを奪い、左ローも効いているゴンサヤームは立ち上がることができず。3R1分25秒のKOで、梅野が再度のルンピニーランキング入りへ大きな一歩となる勝利を上げた。
試合後の梅野は、ルンピニーでのランキング入りとゲーオへのリベンジを目指すと宣言。「相手をよく見て、考えて戦えるようになった」と話し、敗戦を糧とすることで自身の強さをワンランク上げたようだった。
ゲーオが体重オーバーの相手にKO勝利
今年9月に梅野に勝利したゲーオは6キロ体重オーバーの相手に余裕のKO勝利 【t.SAKUMA】
1Rこそハイキック、回転ヒジなど見せ技中心であまり攻めなかったゲーオだが、2Rに入ると空気を読んだか倒しに掛かる。そして強烈なボディストレートをめり込ませて最初のダウンを奪うと、左ハイの連打で2度目、最後も左右ボディストレートを打ち込んで倒し、腰が引け戦意喪失気味のジュリーンに1分29秒TKO勝利。まさに消化試合といった感じで、エンジンを掛けるとすぐに片づけた。
11月17日(日)東京・ディファ有明
<第8試合 WPMFライト級ランキング査定試合 3分3R延長1R>
○杉本卓也(WSRフェアテックス三ノ輪)
(延長判定3−0)
●政哉(PHOENIX)
※※3者10−9
<第7試合 メーンイベント ルンピニースタジアム認定ランキング査定試合 スーパーフェザー級 3分5R>
○梅野源治(PHOENIX/元WPMF世界スーパーフェザー級王者)
(3R1分25秒 KO)
●ゴンサヤーム・トーピッタックチャイ(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者、元タイ国プロムエタイ協会認定フェザー級王者)
<第6試合 セミファイナル 66kg契約 3分5R>
○ゲーオ・フェアテックス(タイ/元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者、元ルンピニースタジアム認定フェザー級王者、元タイ国プロムエタイ協会2階級制覇)
(2R1分29秒 TKO)
●ジュリーン(フランス)
<第5試合 WPMF日本フェザー級次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R>
○清川祐弥(新宿レフティージム/WPMF日本フェザー級2位)
(1R1分59秒 TKO)
●梅原ユウジ(STRUGGLE/WPMF日本フェザー級1位)
※清川が次期挑戦権を獲得
<第4試合 75kg契約 3分3R>
○ゲンナロン・ブリザードジム(タイ/ブリザード)
(判定3−0)
●Yamato Hasegawa(フリー)
※30−29、29−28、30−29
<第3試合 64.9kg契約 3分3R>
○ハキーム・アイス・ダウドゥ(カナダ)
(3R2分36秒 TKO)
●ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス)
<第2試合 ライト級 3分3R延長1R>
○シラー・Y'ZD ジム(タイ/Y'ZDジム/元ラジャダムナンスタジアム&オームノーイスタジアム二階級王者)
(判定3−0)
●下丈一朗(TARGET/WPMF日本ライト級10位)
※30−29、30−28、30−29
<第1試合 スーパーライト級 3分3R>
○マサキ・ラジャサクレックジム(ラジャサクレックムエタイ)
(判定3−0)
●豪朗(TSKjapan)
※29−28、30−28、30−28
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