大仁田が茨城県庁で電流爆破をPR=高山と果し合い「“爆死”でお前を倒す!」

ファーストオンステージ

朝日、読売など一般紙、共同通信も“参戦”

茨城県庁で電流爆破デスマッチをPRする大仁田(右)と応援団長アントキの猪木 【写真提供:ファーストオンステージ】

 12月13日に茨城県スポーツセンターにて行われる『常陸国大花火』に向け、邪道・大仁田厚が茨城県庁にて会見に臨んだ。
 県庁という、異例の場所とあって、会見には読売、朝日、毎日、産経、日経に地元茨城新聞や共同通信まで参加し、大仁田厚の全国区的知名度&関心を見せつけた。

 その席上、今大会の応援団長が発表され、『燃える顎人(あごんちゅ)』こと「アントキの猪木」さんが就任した。アントキの猪木さんと言えば、茨城出身の芸人さんとして茨城の観光大使としても有名。元々は茨城・霞ヶ浦出身で、以前は千代田町役場(現・かすみがうら市役所千代田庁舎)で働いていた経験もある。

茨城出身・アントキの猪木が応援団長に就任

過去最高の爆破量の火薬を投入した「新潟大花火」では高山も被弾 【t.SAKUMA】

<大仁田厚コメント>
「えぇ〜。ちょうど1カ月後に迫りました、『常陸国大花火』ですが、高山善廣選手との一騎打ちが決定いたしました。で、これは新潟での試合後に、彼の口から『オッサン、次はタイマンだ!』と。『オッサンはお前だろう』って、今でも思うけど(笑)。
 まぁ、電流爆破童貞って彼は言ってましたけど、おそらく卒業して、猿と同じで、クセになってると思うんですよね。一度経験したら、抜けきれなくなる。それが電流爆破の恐いところ。
 そういった面では、初めて飛び込んだ電流爆破に裸で入って来たところは認めますよ。素直に。怖かったと思うね。正直。
 まぁ、試合形式を過去最大のモノにはします。新潟も、過去最大の爆破量で、過去最大にヤケドを負いました(笑)。
 5大新聞と言われる皆さんには、お初の言葉かもしれません。
 今一度言います。
 これは『デスマッチ』。死闘であり、果し合い。
 俺の尊敬してやまないジャイアント馬場さん、俺の事を嫌いなアントニオ猪木さん、長州、藤波、天龍、そして闘魂三銃士、四天王。彼らを押さえてプロレス大賞に邪道プロレス、それが電流爆破。
 今のプロレスの頂点だと言い切るIWGPのチャンピオンにもなった高山善廣が、俺と命を懸けて戦う、果し合い。
 それが電流爆破じゃ。

 その命がけの死闘で、プロレスファンはもちろん、この会場となる茨城を活性させるのが、俺達に課せられた使命。そのくらいの覚悟で試合します」

 スポーツ新聞には星の数ほど登場した大仁田ではあるが、一般新聞マスコミ各位にもわかりやすく電流爆破の意味を伝えた。

<アントキの猪木コメント>
「『常陸国大花火』応援団長に就任いたしました、『燃える顎人』アントキの猪木です。大仁田さんの電流爆破の説明があまりにも素晴らしかったので、僕の方からは、茨城を宣伝させてもらいます。
 茨城は納豆しかイメージしないという皆さん、バカヤロー―!!
 茨城はメロン、栗、ピーマン、レンコン、ほしいもなど、その畜産物たるや、ベスト3に入る農作物が28種類もあります! ただ、『住みたい都市』47都道府県中、47位!という、偉業も持っております(笑)。
 おとなりの栃木に茨城産いちご『とちおとめ』が生産を上回るというねじれも生じ、今、茨城はまさに生まれ変わりを必要としています。
 そんな時に、この『常陸国大花火』のお話をいただき、茨城やれんのかコノヤロー!と、受けて立ちました。いつ、何時、誰の電流爆破の挑戦でも受ける。踏み出せばその一歩が爆破への道となる。
 一生懸命、茨城の良さを全国の皆さんにお伝えしたいと思います」

 農作物の生産では北海道に続き、全国第2位を誇る茨城。
 大洗をはじめとする漁業もあり、石材に至っては世界一をも誇るのに、なぜか『南東北』などと言われがち。
「ブランド志向が全くないし、宣伝も下手くそなんです。茨城は全てが平地。ということは全てが可能なんです。美味しい農作物も、スポーツも、教育も。その茨城の良さをお伝えしながら、大会を大成功させたいです」

電流爆破デスマッチで茨城活性化を

茨城県庁の各階を表敬訪問する邪道・大仁田は大人気 【写真提供:ファーストオンステージ】

――茨城のイメージは?

大仁田 納豆と、黄門さま(笑)。昔、ジャイアント馬場さんが、テレビの『水戸黄門』が大好きでさ、もう試合会場に行かなきゃいけない時間なのに、印籠が出るまで、なかなか腰が上がらない。で、やっと『この紋所が目に入らぬか!』って助さんだか格さんだかが言った瞬間、『行くぞ! 大仁田! 急げ!!』だって(笑)。
 馬場さんは、闘うシーンは別にどうでもいい。『毎回一緒だから』だって。こっちは、立ち回りシーンがみたいじゃん。若いし。でも、馬場さんは、そこに至るまでの物語がすきなんだよな。
 で、質問なんでしたっけ?

――なぜ茨城を選んだ?

大仁田 茨城って、なんかこう大人しいっていうか。あと、東京から遠いイメージがあったんだけど、今日なんか1時間30分できちゃったもんね。だから、イメージって怖いよ。俺、泊まる気、満々で来てたもん(笑)。
 でも、(アントキの)猪木さんとよく会う機会があって、その時に、この人が、一生懸命に茨城の良さをPRしてくるわけ。何がうまい、なにが良いって。
 でも、『じゃあ茨城ってどうなの?』って聞いたら、『キッカケがあれば』って。
 じゃあ、僕に出来ることは電流爆破だなって。

 先日の新潟も、お客さんが、『楽しかった』『来て良かった』ってすごい言われた。その中に、『新潟に来てくれてありがとう!』って言われた。これって、新潟を愛している証拠だろ。自分の街を選んでくれて!って。泣きながら喜んでた。

(アントキの)猪木の眼を俺は信じたい。茨城を活性させたい。それが今回のキッカケ。 だから、ZERO1さんにお願いした。

――ZERO1タッグトーナメント『風林火山』のスペシャルとなりますが?

大仁田 俺は、当日はカードが決まっちゃってる(対高山)。だけど、今年も出る気は満々です。去年はこの水戸で俺達が負けちゃったんだよな。確か。(2012年12月14日vs.大谷晋二郎&高岩竜一 パートナーは田中将斗 12分49秒リングアウトにより大谷の勝ち大仁田の負け)
 だから、憶えてた。水戸だったら、ZERO1があるはずって。大谷社長は、いつも『プロレス界のために』ってOKしてくれる。本当は嫌なはずだぜ。俺が逆の立場だったら。でも、あの人はそんな小さいことを見ていない。今のレスラーの中で、鏡みたいなレスラーさ。だから田中(将斗)選手もついてきている。ZERO1は、みんなプロレスを愛してるよな。
 パートナーは田中選手とリベンジしたいけど、もっともっと面白いヤツがいればそいつと組んで出たい。たとえば、俺のラブコールを無視し続けてる曙ちゃんとかさ。

――最後に一騎打ちを行う高山選手に一言

大仁田 高山さんよ、高山選手。いや『プロレス界の帝王』こと高山よ。
 お前さんが、UWFで産まれ、IWGPまで獲って、奇跡のカンバックまでしたプロレスに、後悔なく殉職できるように、『爆死』という、最大のヒューマニズムをもって、お前を倒す。
 高山、高山、高山! 電流爆破は、奥が深いぞ。

 そして、ファンのみなさん。全国のプロレスファンのみなさん。
 茨城の人は茨城の良さを再確認。他県のひとは、茨城の素晴らしさを体感しに来てください。待っています。


 会見後、茨城県庁の各階を表敬訪問し、観光物産課では「いばらきPR」大使の逆打診も受けるなど大人気だった大仁田。電流爆破の凄さを知りつくした男が語る茨城活性計画。風林火山参戦表明も含め、ちょうど1カ月をきった『常陸国大花火』。2013年の最終爆破をかざるべく闘いの火蓋が切って落とされた――。
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