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巨人か楽天か 日本一の鍵は則本が握る
橋本氏、山村氏が解説する日本S展望
橋本氏、山村氏とも日本シリーズでの勝敗の鍵を握るキーマンに挙げた楽天・則本。日本一への最終決戦がいよいよ始まる
橋本氏、山村氏とも日本シリーズでの勝敗の鍵を握るキーマンに挙げた楽天・則本。日本一への最終決戦がいよいよ始まる【写真は共同】

 プロ野球・日本シリーズが26日、東北楽天の本拠地・Kスタ宮城で開幕する。今年は、レギュラーシーズンを独走で連覇した巨人と、シーズン無敗のエース・田中将大を擁し球団創設9年目にして初の日本一に挑む東北楽天が対戦する。


 スポーツナビでは、両球団OBで、野球解説者の橋本清氏と山村宏樹氏に日本シリーズのポイントについて、それぞれのチームの立場から特別解説をしてもらった。果たして2013年、日本一に輝くチームはどっちだ?

橋本氏「田中投手には負けも、則本で勝て」

 当たり前のことですが、田中将大投手の攻略が優勝の近道ですが、巨人から考えると、田中投手で2敗してもあと1敗できる、と考えべきです。そこで鍵になるのは則本昂大投手の攻略になると思います。巨人から見れば、2戦目までで1勝1敗なら御の字です。田中投手がどんなに絶対的な投手でも7戦のうち先発できるのは2試合。7つのうち4つ勝つという考えで、楽天の弱点である3番手・4番手の先発投手でしっかりと取ることが大事になりますが、さらに則本投手に勝利できれば、一気に流れは巨人にいくでしょう。


 客観的な戦力を見極めると、巨人の有利は揺るぎないでしょう。ただ、4戦までに3敗してリーチをかけられると、その後、田中投手や則本投手がフル回転で来るので、これだけは避けなければなりません。また、田中投手をフル回転させないためにも、田中投手に精神的・肉体的ダメージを与える攻撃ができるかも重要だと思います。簡単に田中投手が先発する2試合を終えてはいけません。勝てればベストですが、負けても決して気にせず、粘り強い攻撃をして、田中投手に余力を残させないことです。


 巨人は僅差の展開に持っていく必要があります。楽天はCSで嶋基宏選手のリードも冴えていました。点差が開き、嶋選手に気分良くリードさせてしまったら巨人は厳しい展開を強いられるでしょう。巨人は後ろの戦力が、澤村拓一、山口鉄也、マシソン、西村健太朗とそろっているので、彼ら4人を使える展開に持っていきたいです。そのためにはネチッこい攻撃をして、接戦にしたいところです。

キーマンは阿部「“主役のシリーズ”になる」

巨人のキーマンは阿部、“主役”としてシリーズ連覇をけん引するか
巨人のキーマンは阿部、“主役”としてシリーズ連覇をけん引するか【写真は共同】

 巨人のキーマンはやはり阿部慎之助選手です。今回のシリーズは“主役のシリーズ”になると思っています。主役というと、楽天はエース・田中投手とAJ(アンドリュー・ジョーンズ)、マギーの両外国人、巨人は阿部選手です。彼ら「チームの柱」がどう機能するか。毎年、主役とは別にシリーズ男の存在が勝敗の流れを決めますが、今年は主役が順当に活躍できるかですね。これはレギュラーシーズンを見てもはっきりしています。阿部には攻守に“柱”としての活躍を期待ですね。


 巨人は日本シリーズ、日本一の経験が豊富です。余裕がありますし、いろいろなバリエーションを持っているのは強みです。奇策を仕掛けるのではなく、がっぷり四つの横綱野球で挑めばいいと思います。


※次ページは山村氏による楽天のポイント解説

構成:スポーツナビ

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

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