『大変革』か『大停滞』かは若手次第!?=仙女・里村明衣子インタビュー 後編
若手とベテランに社会の縮図を見る!
ベテラン対若手は社会の構図。観客にも境遇に共感して、観戦して欲しいと話す 【スポーツナビ】
里村 私は今年の初めから、ずっと3試合目だったんですよ。必ず、セミとメーンに後輩の十文字姉妹と花月を持ってきました。
やっぱり、全体的な試合を見た時に、自分がいかにパフォーマンスをするかは考えますけど、やっぱり一歩引いて、若手をメーンに出すという立場になりました。
ただ、本当は自分がメーンを譲らないぞと言う気持ちもあるので、なんかしっくりこなかったですね。
――やはり自分自身も目立ちたいと。
里村 現役である限りは、そういう気持ちがないといけないと思います。
多分、今回の試合においては、若手にどうぞどうぞと譲るわけでなく、自分たちが新人の時の、自分がメーンに立つんだと言うのと同じぐらいの気持ちで、全員が挑むんじゃないかなと思います。自分自身もそのつもりでリングに上ります。
――では最後に後楽園大会の見どころと展望をお願いします。
里村 今回はサブタイトルに『大変革』とありますが、やっぱりそれは若手が実行してくれないと起こらないですよね。今からベテランが『大変革を!』とはならないですよね。もしベテランががむしゃらに勝ってしまった時には、何が『大変革』だと。『大停滞』だろと。
そこは若手にかかっているんだと思います。今回はお客さんもすべて、若手のがんばりに期待をこめていると思うので。
――若手選手の意地、気持ちがどれぐらい表現できるかが注目だと。
里村 そうですね。そこに一番期待したいです。
あとは、どこの世界でも、会社でも学校でも、絶対に世代交代というのは現実として起こるんだと思います。それが観戦する人の身近な家族でも、会社でも、その世代交代の脅威、境遇に重ね合わせて見る人もいると思うので、そういう人たちはベテランが新人に負けてほしくない、という気持ちにもなるんだと思います。逆に若い子たちに言わせると、絶対あのおばさん達には負けるなよと力が入るものだと。
そんな色々な社会の境遇と照らし合わせて、この試合を見てもらえたらなと思います。
――本日はありがとうございました!
10月17日(木) 18:30試合開始 17:45開場
<メーンイベント:超世代闘争【新星VS重鎮】 シングルマッチ勝ち抜き戦8vs8>
【新星メンバー】
花月(仙女)、志田光(アイスリボン)、彩羽匠(スターダム)、夕陽(ゼロワン)、Sareee(ディアナ)、勝愛実(JWP)、世IV虎(スターダム)、朱里(WNC)
【重鎮メンバー】
里村明衣子(仙女)、アジャ・コング、ダイナマイト関西、豊田真奈美、コマンド・ボリショイ(JWP)、井上貴子(LLPW-X)、井上京子(ディアナ)、X(当日まで未発表)
<勝ち抜き戦・ルール内容>
・勝ち残った選手が次の選手と対戦する方式。負けた選手は退場となる。先にチームの全員が負ければ負けとなる。
・10分一本勝負。両者引き分けの場合は両者失格、退場。
<第2試合>シングルマッチ 15分1本勝負
旧姓・広田さくら
ライディーン・鋼(JWP)
<第1試合>スペシャルタッグマッチ 15分1本勝負
DASH・チサコ、仙台幸子
松本浩代、水波綾(WAVE)