柿谷曜一朗「攻撃の起点になりたい」=ガーナ戦前日 選手コメント

スポーツナビ

攻撃の起点になりたいと意欲を燃やす柿谷(左) 【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は9日、キリンチャレンジカップのガーナ代表戦を翌日に控え、試合会場となる横浜・日産スタジアムで最終調整を行った。

 練習後、グアテマラ戦で本田圭佑と華麗な連携を見せた柿谷曜一朗は、「守備をすることに変わりはないし、攻撃のときもしっかりと起点になっていきたい」と、意欲を見せた。また、先日の試合をようやく無失点で終えることができた吉田麻也は「失点を抑えることが最大のテーマ」と語り、ガーナ戦に向け、気を引き締めていた。

 以下は、練習後の選手コメント。

柿谷曜一朗(セレッソ大阪)

「試合をすれば課題は絶対に残る」

 課題はいろいろあります。チームとしてもそうだけど、個人としてもそう。修正するとかじゃなくて、しっかりと自分たちのサッカーができればいいサッカーになると思うし、やるからにはしっかりと勝ちたいです。守備や攻撃に関して意識してやりすぎると難しくなると思うので、練習でやってきたことをしっかり出せればいいと思います。守備をすることに変わりはないし、攻撃のときもしっかりと起点になっていきたいです。

(明日で代表戦は一区切りになるが?)日本代表はワールドカップを戦うために調整している段階だし、明日が最後じゃない。試合をすれば課題は絶対に残ると思うけど、良いところをドンドン出して、本番になったときにそれを出せるようにやっていければいいと思います。

香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)

柿谷と本田について問われた香川は、「フィーリングは良いものがある」と話した 【スポーツナビ】

「3人目を生かす攻撃を意識している」

 世界的に強いチームとできることをプラスに捉えているし、どれだけできるかだと思います。身体的な部分が強いのはいつの時代も変わらないし、そういうところはアフリカの選手だと感じています。岡田(武史)監督時代のコートジボワール戦を見ている限りでは、簡単にはいかせてくれないと思います。ただ、スカウティングによれば、チームとしてうまく攻撃できたときは裏をとれているので、その精度を上げればいけると思っています。次のガーナは当たりの激しい相手。その中で3人目(の動き)が生きてくるし、今僕らは3人目を生かそうという攻撃を意識している分、うまくいけばチャンスにつながると思います。

(柿谷と本田の縦関係の良さはどういうところにある?)欲しい場所、出すタイミングをお互いに分かっていると思います。そこの感覚はしゃべらなくてもできている部分があります。フィーリングは良いものがあると思っているし、それを試合の中でゴールという結果に結びつけていきたい。過程がうまくいっても、シュートで終わったり、ゴールを取ることができない限り、ただのミスで終わってしまいます。やりきって終われれば、攻撃の武器の1つになると思います。

内田篤人(シャルケ04/ドイツ)

状況に応じて、臨機応変にやることの大切さを話した内田 【スポーツナビ】

「臨機応変にやれるのはすごくいいこと」

(ガーナは)強いし速い。そういう選手が多いと思うんで、うまくやりつつ、まずは目の前の試合をしっかりやりたい思います。守備に関しては時間帯と相手のこと、それに自分たちのことを考えながら、引く時間帯があっても別におかしくないと思います。状況に応じて変化できるチームは強いし、試合の中で臨機応変にやれるのはすごくいいことなんで、そういうのが必要だと思います。まあ、やる前にいくら言っても、結果が出なかったらうまくいったことにはならないから。

(ザッケローニ監督から戦い方の話はあった?)企業秘密です。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

ゼロに押さえたいと毎試合思っていると決意を口にする吉田 【スポーツナビ】

「失点を抑えることが最大のテーマ」

(ガーナは)特に守備の部分で多少の雑さはあると思います。組織全体で考えると、すきはあると思うので、そこを僕らがどれだけ突けるかが重要になってきます。スピードも、試合のテンポもグアテマラ戦とは変わってくると思うので、しっかりと頭を切り替えてやらないといけません。守備では1対1にならないように気を付けないといけない。身体能力がすごく高いと思うので、ターンからスピードに乗っていかれてたらおそらく追いつけないと思うし、組織で守ることをしっかりと意識してやらないといけません。しかし、相手にスピードがあるからと言ってラインを下げすぎる必要はないし、いつも通りやって時間帯に応じて臨機応変にやろうと思います。ゼロに抑えたいというのは毎試合思っています。特に最近は失点が多いので、グアテマラ戦の前にも言ったけど、失点を抑えることが最大のテーマの1つだと思うので、継続してやっていきたいです。

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