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ザック「選手はサッカーを楽しんでいた」
国際親善試合 グアテマラ戦後会見
日本―グアテマラ 後半、指示を出すザッケローニ監督=長居
日本―グアテマラ 後半、指示を出すザッケローニ監督=長居【共同】

 サッカー日本代表は6日、長居スタジアムで国際親善試合のグアテマラ代表戦に臨み、3−0で快勝した。本田圭佑、工藤壮人、遠藤保仁がゴールを決めた。試合後、日本のアルベルト・ザッケローニ監督は「選手たちはサッカーを楽しんでいた」と、チームの姿勢を称賛。その一方で、勝利したものの、数多くのチャンスを逃したことについては「ゴール前での決定力が欠けていた」と、課題を挙げた。


 また不安視されていた守備に関しては、「攻守のバランスは非常によく保たれていた」と一定の評価を与えていた。

ゴール前での決定力が欠けていた

――本田と柿谷(曜一朗)を後半から入れたのは当初からのプラン通りだったのか?


 試合前から交代のプランがあった。今日のカードすべては、試合前から計画通りに実行したものだ。香川(真司)と長谷部(誠)については、これまで(所属チームで)あまり試合をしていなかったので、90分間近く試合をさせたかった。清武(弘嗣)は45分見たかったし、青山(敏弘)と工藤(壮人)は試合の中で見てみたいと思っていた。柿谷と大迫(勇也)も45分ずつ見たかった。本田は2試合90分間やらせたくなかった。試合に多く出ていることもあり、1試合45分にとどめようと思った。ディフェンスでは森重(真人)と(酒井)高徳、あとは西川(周作)を見たかった。


――吉田(麻也)、長谷部を90分間、大迫や柿谷を45分ずつ試したり、3−4−3などを試したが、一番手応えを感じたのは?


 今日の試合で気に入ったのはチームスピリッツの部分。選手たちはサッカーを楽しんでいた。たくさんのチャンスを作ったが、ゴール前での決定力が欠けていた。これまで、少ないチャンスで決めるチームというものを見てきたが、ウチはそれとは違っていて、ゴールを決めるためにはできるだけ多くのチャンスを作らないといけない。守備の課題を修正する考えはあったが、ゴール前の決定力、踏み切る力というところは今後の課題としてあると思う。他に良かったところとしては、チームとしてプレッシングができていたこと、特に中盤のラインがアグレッシブに行ってくれたのは良かった。彼らはMFを5枚並べて数的優位を作ろうとしていたが、真ん中のところでよくボールを奪ってくれた。またディフェンスラインも非常に高く設定できたし、攻撃に関しても中から外からバリエーションを作りながら攻めることができた。ただ、最後の部分が残念だった。


――守備面でポイントとして挙げていたことと、それについてどれだけ選手が達成できたと思うか?(大住良之/フリーランス)


 守備では、ディフェンスラインと中盤のラインの距離感を縮めてほしいとリクエストしていたが、それができていたので相手がボックスに入ることはほとんどなかった。またパート間の距離だけでなく、選手個々の距離感も大切にしてほしいとお願いした。つまり縦だけでなく横の距離感も大切にしてほしい。他にチームとして特にリクエストしたのが、楽しみながらプレーしないといけないということ。そのためにも、前線からしっかり守備のタスクをしてほしいという話はした。


 前線のメンバーにどういう守備を求めたかについてだが、ずっと相手を追いかけ回すのではなく、適正なタイミングとポジションでアプローチしてほしいと言った。相手のビルドアップに対して、きちんとアプローチがかからないと中盤とディフェンスのラインが苦労してしまう。そこに関して、今日はチーム全体で非常によくできていたと思う。前でしっかり収って、止めてくれたことで、グアテマラがウチの深いところに入ってこれなかった。もちろん今日の相手がグアテマラということで、FIFA(国際サッカー連盟)ランキングでは格下だが、継続して格上とも(今日のような戦いが)できることを期待している。

攻守のバランスは非常によく保たれていた

――−香川に関して、すべてを彼がオーガナイズするよりも、多少限定的な役割を与える方が生きると考えているか?(田村修一/フリーランス)


 まずベースにあるのは、サッカーはチームスポーツの中に個の局面があるということだ。だからすべての選手がチームのためにプラスになる働きをするのは大切だが、時に個の局面が出てくるので、そこで自分の能力を出してほしいと思う。今の質問に関して言えば、両方ができればいいと思う。


――試合前に言っていた攻守のバランスは、どれくらい達成できていたか。また大迫と柿谷の評価はどうか?


 攻守のバランスは非常によく保たれていた。それは前線のメンバーがしっかり守備をこなし、ディフェンスがアグレッシブに(攻撃に)行けていたからだ。そういった周りの仕事があると、遠藤と長谷部も通常より少ない範囲でカバーすればいい。


 大迫はフィジカルがあり、ミドルを打てる。ペナルティーエリアでも存在感を発揮していたし、持久力があるので守備面でもチームのためによく走ってくれた。45分限定だったのは、(柿谷と)両方を見たかったからだ。柿谷については、意外性のある動き。特に動きがいい時は、相手のディフェンスラインの裏のスペースにぎりぎりのタイミングで飛び出せるのだが、今日のようにそういったスペースがない時は、(ボールを)もらいに行って相手のセンターバックを引きつけてスペースを作る動きができる選手だと思っている。


――前半は香川が、後半は本田がトップ下をやっていたが、香川のトップ下は2番目の選択肢なのか。また本田が後半に入って攻撃の流れが良くなったことについてとう捉えているか?


 本田にはそれだけでなく、ミドルシュートを狙ってほしいし、アシストでの貢献も期待している。それは香川にも同様に言えることで、そういったチャンスには絡んでいたと思う。後半に流れが良くなったと言ったが、良かったのはチャンスを決め切ったところだと思う。


<了>


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