大竹里歩「最終予選は負けられない戦い」=チャイニーズ・タイペイ戦後 選手コメント

スポーツナビ

安定した戦いを見せた日本がストレート勝ち。好スタートを切った 【坂本清】

 バレーボールの世界選手権アジア予選(9月4日〜8日、愛知県小牧市スポーツ公園総合体育館)が4日に開幕し、全日本女子は初戦でチャイニーズ・タイペイに3−0(25−19、25−15、25−10)で勝利した。序盤こそ硬さの目立った日本だったが、途中から投入された大竹里歩(デンソー)らの活躍で徐々に流れを引き寄せる。第2セット以降は、主将の木村沙織(ガラタサライ/トルコ)ら主力を休ませる安定した戦いで快勝した。好スタート切った日本は、5日にベトナムと対戦する。

大竹里歩(デンソー)

高さを生かしたブロックとスパイクで、得点を重ねた大竹 【坂本清】

「相手はチャレンジャーとして向かってくる」

 ワールドグランプリとは違って、背の低いチームが相手だったが、下に打てばブロックにかかるので、高い打点から長いコースへ打つことを意識した。1セット目は自分自身も、チームも浮き足立っていて、ミスが多かった。サーブレシーブが(セッターに)返ったら、自分がどんどん決めて行かないとミドルを使うリズムが作れないので、意識して臨んだ。2、3セット目はコンビを合わせるために自分も声を出して入り、橋本(直子)選手も声をかけてくれたので調子を上げることができた。

 1、2セット目はブロックのタイミングがうまく取れず、イレギュラーや間に打たれてしまったが、3セット目はブロックを合わせるためにサオさん(木村)が声をかけてくれたので止めることができた。最終予選は負けられない戦いなので、試合の入り方、ゲームの運び方は難しく、今日の1セット目も主導権を取るのが難しかった。明日のベトナム戦も、相手はチャレンジャーとして向かってくると思うので、それを受けずに、1セット目から負けずに攻めて行けるよう、一致団結して頑張りたい。

木村沙織(ガラタサライ/トルコ)

快勝にも、主将の木村はミスが多かったと反省を口にした 【坂本清】

「自分たちから攻撃を仕掛けていきたい」

 最終予選は負けられない試合。ミスが多かったが、全員がコートに立って試合に出られたのは良かった。(ワールドグランプリで対戦したチームと比べると)アジアのチームに対して、戦い方は違う。もっとコンビの絡みを入れたり、攻撃パターンを増やしたい。

(試合が続くが)大会に合わせて良い準備ができている。途中で出た(近江)あかり、(長岡)望悠、(石井)優希もとてもよかったので、誰が出ても同じバレーができるように、総合力で頑張りたい。今日は自分たちのミスが多かったので、明日も対相手というよりも、まずはミスをなくすところから意識して、自分たちから攻撃を仕掛けていきたい。

石井優希(久光製薬)

第1セット途中から投入された石井は次々とスパイクを決めて、チームを勢いづけた 【坂本清】

「コース打ちを意識して臨んだ」

 最初は少し硬かったけど、明日につながる良い試合になった。ワールドグランプリの決勝大会は日本で戦う大きな大会なので、プレッシャーになったが、大きな経験にもなった。(最終予選で戦う)アジアのチームは世界と比べると背が低いが、だからといって下に打ったらブロックに捕まる一方なので、ブロックを利用したり、コース打ちを意識して臨んだ。

<了>
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