重鎮・アジャらに若手が挑む“世代闘争”
仙女2度目の後楽園のメーンが決定
花月、志田らの新星軍と、アジャ、里村らの重鎮軍による8vs.8勝ち抜き戦が決定
花月、志田らの新星軍と、アジャ、里村らの重鎮軍による8vs.8勝ち抜き戦が決定【スポーツナビ】

 仙台女子プロレスは3日、10月17日(木)に開催される2年ぶり2度目の後楽園ホール大会のメーンカードを発表した。

 カードタイトルは「超世代闘争【新星VS重鎮】シングルマッチ勝ち抜き戦8vs8」。アジャ・コング、豊田真奈美らの“重鎮”レジェンドレスラーに対し、花月、志田光(アイスリボン)らの“新星”若手レスラーが1対1のシングルマッチによる勝ち抜き戦で“世代闘争”を行うことになる。

花月の「引退してもらう」発言が発端に

ベテラン軍が花月を完全KO。「おまえに引退をどうこう言われる筋合いはない」とアジャ
ベテラン軍が花月を完全KO。「おまえに引退をどうこう言われる筋合いはない」とアジャ【スポーツナビ】

 今回の“世代闘争”への伏線となったのは、8月30日の新宿FACE大会で行われたメーンイベント、花月、Sareee(ディアナ)、夕陽(ZERO1野良犬道場)、志田組VS.アジャ、豊田、浜田文子、ダイナマイト関西組の一戦だった。

 大会前から“アジャ越え”“里村明衣子越え”を宣言し、「ベテランには引退してもらう」と“世代交代”を標榜していた花月。しかし、この言葉に怒りを示したベテラン軍は花月を捕えると、文子のAPクロスディアマンテ、豊田のクインビー・ボム、関西のスプラッシュマウンテンとたて続けにきめ、最後はアジャの裏拳で制裁した。試合後は起き上がれない花月に対しアジャが「おまえに引退をどうこう言われる筋合いはない」とお門違いも甚だしいと突っぱねた。

 その後リングにはスターダムの世IV虎と彩羽匠、JWPの勝愛美が上がり、それぞれがアジャに喧嘩を売る言葉を投げる。すると、試合をリングサイドで見ていた里村が、まずは不甲斐ない愛弟子の姿に対し、さらに追い打ちをかけるように叱責。そして、リングに上がっていた若手たちに今回の「逃げ場がない」世代闘争マッチを提案したのだ。

 里村は「若手がやる気なので、この熱が熱いうちに全面対決、今こそするべき時」とコメント。2年前の仙女初の後楽園大会では団体対抗戦がテーマとなったが、今回は“世代闘争”を軸としたビッグマッチを組むことになった。


 新星軍として戦った志田、Sareee、夕陽は、口を揃えたように「こういうチャンスは片っ端からつかんでいく」(志田)、「自分は誰よりもあきらめない強い気持ちを持っている。後楽園大会では、絶対あきらめないで、自分が勝ちにいきたい」(Sareee)、「今のままじゃだめ。また自分を変えていきたい」(夕陽)と、後楽園までにステップアップし、ベテラン軍との“世代闘争”に臨んで行くことを誓った。そして、発端となった花月は大ダメージからコメントを残せなかったが、後楽園までに里村の師匠に当たる“あの方”に協力してもらい、世代交代を実現させるつもりでいる。

アジャは若手の挑発に「売られた喧嘩は倍返し」

若手の挑発に対してアジャは「売られた喧嘩は倍返し」と応戦の態勢
若手の挑発に対してアジャは「売られた喧嘩は倍返し」と応戦の態勢【スポーツナビ】

 挑戦を受けて立つベテラン軍。その一番のターゲットとなっているのがアジャだが、“世代闘争”に対しては、「世代闘争というものは今回が初めてではなく、それこそ花月が敵として挙げている里村明衣子とも世代闘争を繰り広げましたよ。繰り広げたけど、私はそれで終わりだと思わなかったから“今”がある」と、若手の圧力をくぐりぬけて現在進行形で“今”を戦っていると強調。また花月の「引退してもらう」発言には、「上がいるから自分たちの時代が来ないというのは私から言わせれば言い訳でしかない。いくら上の世代がいても、自分がこの会社を引っ張っていくんだ、業界を引っ張っていくんだという気持ちでやってきた。それを『上がいるからできません』という寝言をほざいているうちは無理」と、根本的な世代交代の無意味さを説いて見せた。


 ただ、今回の若手が牙をむいてきたことに対しては、「今を生きるためには喧嘩を売ってくれる人間がいないと、私は生きられないわけですから」と歓迎するところ。「売られた喧嘩は倍返し」と“半沢直樹”的な言い回しで応戦する姿勢だ。むしろアジャが怒りを感じているのは、「うちらの世代に花月とか若い世代が本気で邪魔だと食って掛かってくるのを見ていると、私から一つ言えるのは、じゃあその中間にいる世代こそいらないんじゃじゃないのってこと」と、“中堅世代”の行動力のなさにいら立ちを覚えている。

「そいつらこそ、プロレスラーであることに満足しているのなら、それこそいらないんじゃないの? 本気でプロレスをやる気がない人たちなら止めた方がいい。

 この歳になって『年寄りを怒らせると怖いぞ』とか、自分を年寄りと言ってしまうけれど、こんなうちらに、あんな若い奴らが本気で来るのに、一番バリバリやらないといけないやつらが何をしているんだと。だから冬の時代と言われちゃうんじゃないの?」と今の女子プロレス界の問題点を提起した。

■仙台女子プロレス 東京・後楽園ホール大会

10月17日(木) 18:30試合開始 17:45開場


<メーンイベント:超世代闘争【新星VS重鎮】 シングルマッチ勝ち抜き戦8vs8>


【新星メンバー】

花月(仙女)、志田光(アイスリボン)、彩羽匠(スターダム)、夕陽(ゼロワン)、Sareee(ディアナ)、勝愛実(JWP)、世IV虎(スターダム)、朱里(WNC)

【重鎮メンバー】

里村明衣子(仙女)、アジャ・コング、ダイナマイト関西、豊田真奈美、コマンド・ボリショイ(JWP)、井上貴子(LLPW−X)、井上京子(ディアナ)、X(当日まで未発表)


<勝ち抜き戦・ルール内容>

・勝ち残った選手が次の選手と対戦する方式。負けた選手は退場となる。先にチームの全員が負ければ負けとなる。


・10分一本勝負。両者引き分けの場合は両者失格、退場。

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