江畑幸子「決定率よりも効果率が課題」=中国戦後 選手コメント

スポーツナビ

フルセットの激戦の末に敗れ、コートを後にする日本の選手たち 【坂本清】

 バレーボール女子のワールドグランプリは31日、決勝ラウンド(8月28日〜9月1日、北海道立総合体育センター)の第4戦が行われ、日本は中国に2−3(16−25、25−18、24−26、25−21、13−15)で敗れた。日本は4戦終了時点で1勝3敗の4位となった。

 日本は、序盤から中国に試合の主導権を握られ、第1セットを落とした。しかし第2セットをものにし悪い流れを断ち切ると、そこから一進一退の攻防を繰り広げた。互いに2セットずつを取りあって迎えた第5セットも、序盤は両者譲らぬ展開となったが、最後は中国に流れを奪われ、日本は勝利を逃した。

江畑幸子(日立リヴァーレ)

江畑は、爆発しようと臨んだ試合で活躍するも、「勝てなくて悔しい」と口にした 【坂本清】

「スパイクでは一番でありたい」

 2日間負けが続いていたので、絶対に勝ちにいくという気持ちでこの試合に臨んだが、勝てなくて悔しい。昨日は出られなかった分、今日は爆発しようと思って試合に臨んだ。最終セットはスパイクのタイミングが合わなくてミスをしてしまったので、ミスではなく、つなぐプレーができればよかった。メダルを取ったプライドがあるので他の選手には負けたくないし、スパイクではチームの中で一番でありたい。効果率がよくないので、決定率よりも効果率を落とさないことを課題としながら、自分らしい攻撃をしたい。

木村沙織(ガラタサライ/トルコ)

中国に惜敗し、悔しさをにじませる木村。しかし、気持ちはすでに次戦に向いているようだ 【坂本清】

「最後を取りきれないと意味がない」

 昨日、一昨日は負け方が悪かったので、今日の練習前に全員で話し合って、気持ちを切り替えて臨んだ結果、いい雰囲気で戦うことができたけれど、最後を取りきれないと意味がないので悔しい。監督やスタッフから『チームとしてディグが上がっているときは勝っている』と言われ続けていた。わかっていてもつながらない部分があったが、今日の試合ではいつもより(ディグが)上がったので、まだまだ足りないけれど少しは良かった。明日でグランプリは最後。予選から良いところも悪いところもあったけれど、最後に全員が一致団結して、今のチームでできる一番良いバレーをして明日は戦いたい。

大竹里歩(デンソー)

「後半はうまく崩せた」

 1セット目は2番のシュ選手に(ブロックの)上から打たれていたが、届かないわけではないと感じたので、跳ぶタイミングをゆっくりにしたら触れるようになった。良い状態で打たせてしまうと上から打たれるので、サーブでも(シュ選手を)狙い、後半はうまく崩すことができた。昨日の試合でベンチから外れて反省もできたし、今日は冷静にゲームに入ることができた。攻撃もブロックも、何とかうまくできたと思う。(明日対戦する)米国は速くて高い、日本が目指しているバレーをやってくるチーム。世界ランク1位の米国に勝つことが今大会の一番の目標なので、明日はしっかり頑張りたい。

新鍋理沙(久光製薬)

スパイクを打つ新鍋。攻守に奮闘 【坂本清】

「サーブレシーブが返らないと苦しい」

 サーブレシーブが返らないとリズムがつくれず苦しい。でも、コートに立つ以上は責任があるので、気持ちを切り替えて雰囲気をつくりたい。明日は最後の試合なので、今までやってきたことを全部出し切りたい。
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