木村沙織「ブラジルにのまれないように」=イタリア戦後 選手コメント

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木村は、宮下ら若い選手が伸び伸びとプレーできるように引っ張っていきたいと話した 【坂本清】

 バレーボール女子のワールドグランプリは28日、決勝ラウンド(8月28日〜9月1日、北海道立総合体育センター)の初戦が行われ、日本はイタリアを3−0(25−18、25−19、25−22)で下し、開幕戦を白星で飾った。

 第1セット序盤はイタリアに4連続ポイント奪われるなど苦しい立ち上がりを見せるが、木村沙織を中心に反撃に出て7連続ポイントを奪い逆転に成功。その後もペースをつかんだ日本が得点を重ね、第1セットをものにすると、続く第2、3セットも連取し、難敵イタリアをストレートで下した。

 以下は試合後の選手コメント。

木村沙織(ガラタサライ/トルコ)

「声をかけて引っ張っていきたい」

 初戦なのでしっかり勝ってリズムに乗りたかったので、1勝できたのは大きいです。(宮下)遥はセッターで2本目を必ず触らなければならないポジションなので、伸び伸びとプレーできるように、スパイカーから声をかけて引っ張っていきたいと思います。

(宮下と同じ10代の大竹)里歩も、周りを考えず、自分の一番良いプレーができるような雰囲気を作ってあげたいです。この5連戦は強豪と試合ができ、チームとして成長するチャンスなので、相手に合わせて対応できるように、全員で戦いたいです。(明日対戦する)ブラジルは今日、米国に勝って、勢いに乗っているので、自分たちもスタートからブラジル以上に勢いを出して、相手にのみこまれないようにしたいです。

宮下遥(岡山シーガルズ)

華麗なトスワークで勝利に貢献し、MIPを受賞した宮下 【坂本清】

「勝ててホッとしている」

 予選ラウンドの9試合で良かった点、悪かった点がたくさんありました。でも、1週間試合が空き、チームで話し合う時間が多くあったのが良かったです。(自分自身も)仙台のときよりも緊張せず試合に臨むことができました。

 ミドルブロッカーの使い方は、真鍋さんから言われたわけではありませんが、自分としては第1セットでそれぞれ7〜8本は使いたいと思っています。決勝ラウンドの初戦ということで、試合前は緊張したけれど、勝つことができてホッとしています。

岩坂名奈(久光製薬)

「元気よく自分らしくプレーしたい」

 スパイクがダメだったけれど、ブロックで少しは貢献することができたので、これからの4連戦でもしっかりブロックで結果を出せるように、満足せずに頑張りたいです。ほかの選手と比べて、自分は経験も少ないですし、自分自身に甘い部分もたくさんありますが、コートの中には自分より年下の子もいるので、自分がもっとしっかりしなきゃいけないです。
 
 ミスが出ると視野が狭くなってしまうので、もっと視野を広げて、ミスしてもすぐに切り替えて、ほかのプレーもダメにならないように元気よく、自分らしくプレーしたいです。(明日のブラジル戦は)挑戦者として、ミスを恐れず、相手のデータを頭に入れて、ブロックで(相手の攻撃を)抑えられるように頑張ります。

<了>
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