日本6位入賞 桐生「日本の歴史背負う」=世界陸上・男子400mリレーコメント

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藤光「誰が走っても戦えるメンバー」

 いま持っている力をしっかり出せたかなと思う。悔いはないです。(決勝は)少しバトンが遠いかなという感覚があり、少しすっきり出られなかったので、もごもごしてしまいました。
(決勝でのバトンは)予選よりちょっと歩測を広げました。8レーンになったので、コーナーが緩くなってスピードが乗るのかなと思い、歩数を気持ち広めました。そこで気持ち遠いような感じがしまして、多少走りを緩めた感じになり、スパッと行けなかったです。

 予選は快心の走りで、バトンをもらっている方も気持ち良く受けて走れたので、良いバトンパスだったと思います。今回、僕が急きょ2走に入ったので、バトン合わせは十分な練習ができず、100パーセントの状態で臨めたかというと、そうとは言い切れません。でもその中では良くつなげ、結果になったと思います。

(2走に入ることは)山縣がけがと聞いてから、少し経ってから聞きました。僕が予定としていて、確定したのは1日前の200メートルが終わってからでした。ただ、世界選手権に来る前から、どこの走順で出るか分からなかった状態なので、1走から4走までカバーできる状態で来ました。ですので、どこても大丈夫でした。(若いメンバーだったけど)誰が走っても戦えるメンバーだとは思っていた。

高瀬「個人で決勝、準決勝を走らないとダメ」

(決勝は)外のレーンだったので周りの選手はよく分からなかったです。予選の時は内側だったので見えたのですが、決勝は無我夢中で走りました。バトンは予定通りうまくいきましたが、決勝は3走、4走で詰まった感じがします。コーナーのところで前にいかれているのが分かっていました。

(200メートル予選を走った後は走りに悩んでいたが?)リレーになってからテンションを上げてきました。200メートルの時は落ちついていて、湧き上がるものがなくて、落ちつき過ぎていました。リレーはもっとテンションを上げていこうと思っていて、前日には、今までの日本のリレーの歴史のビデオを見ていました。今までのバトンの伝統の重みとか、そういうのを考えて、個人の時とは気持ちが全然違います。

 やはり予選から決勝にかけて、日本は今までロンドン五輪の時もタイムが下がっているし、決勝で勝負するとなると、もう一段階レベルアップしないといけないなと思います。そのためには個人で決勝、準決勝を走らないとダメだと思います。

(決勝でタイムが落ちたのは)予選の段階でホッとしたというのもあるし、もう一本同じ走りをしようと思っていたのがダメだったと思います。米国もジャマイカも、予選から1秒以上、上げてきているので、同じじゃダメ。今後は決勝に向けての作り方が必要だと思います。

飯塚「メダルを狙っていたので悔しい」

 予選を着順で通って、勝負できると思って決勝にいきましたが、もうワンランク上げないとダメかな。満足していましたが、まだまだでした。もう少しやれると思いました。決勝に残れましたが、やはりメダルを狙っていたので結果は悔しい。

 ただ、着順で予選を通れたというのは自信になりました。世界と戦える可能性を見せられたと思います。ただ、決勝に残るチームは必ずメダリストがいるし、実力がある選手が多い。自分ももっとやれることがあると思うので、個人のレースでも決勝を狙えるようにしたいです。

<了>

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