ザック監督「新しい選手の台頭は理想的」=国際親善試合 ウルグアイ戦前日会見
できるだけ選手とコミュニケーションを取りたい
長友(左)の起用に関して、ザッケローニ監督は慎重な姿勢を見せた 【スポーツナビ】
本田がイタリアに移籍するかもしれないといううわさは、今日に始まったわけではない。こうした状況が数週間続いている状況なので、それが精神的に明日の試合に何か影響を及ぼすことはないだろう。明日は集中して臨んでくれると思っている。代表への影響だが、長友や香川のようにビッグクラブに行った人間は、自分たちが培ってきた素晴らしい経験を代表チームに還元している。本田も欧州のビッグクラブに移籍したならば、そこでしか得られない素晴らしい経験が待っているだろうし、それを代表に還元してくれることについては大歓迎だ。
また、日本人選手がイタリアに移籍することはうれしい。イタリアには優秀な監督が多いので、そうした指導を経験することで選手としてもひと回り、ふた回り大きくなって帰ってきてくれれば理想だ。イタリアでプレーするチャンスがあれば、それだけ個人的にも情報量が増えるのはうれしいことだと思う。
――ウルグアイは前線3人を残して7人でしっかり守るチームだが、それを打ち崩すためにどんなプレーが望ましいか?
相手がどこであろうと、われわれはチャンスを演出できるチームだし、チームプレーが備わっていると思う。ただし、チャンスを演出しながら、同時に相手の攻撃陣へのリスクマネジメントができるかどうかが、われわれが気をつけるべき点だと思っている。
――昨日の練習中にピッチ上で本田と議論している姿が見えたが、何を話していたか。また自分の意見をしっかりぶつけられる選手がいることについて、どう考えるか?
わたしから彼に対し、このチームでやってほしいこと、ピッチでこう動いてほしいという具体的な話をした。また、パーソナリティーのある選手が実際にこのチームにはたくさんいる。今日も長谷部誠と意見交換したし、豊田陽平とも話をしたし、長友ともトレーニングに関して直接話をした。できるだけチームの選手全員とコミュニケーションをとっていければと思う。もう少し日数があればホテルで話すなどの配慮もできるが、準備時間が限られているのでピッチ上でも意見交換をした。
<了>