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ザック監督「W杯までは新たなステージ」
ウルグアイ戦メンバー発表会見
14日のウルグアイ戦を前に会見に臨んだザッケローニ監督(右)と原技術委員長
14日のウルグアイ戦を前に会見に臨んだザッケローニ監督(右)と原技術委員長【宇都宮徹壱】

 日本サッカー協会は8日、都内のJFAハウスで会見を開き、14日に宮城スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2013のウルグアイ代表戦に臨む、サッカー日本代表のメンバー23名を発表した。


 この試合は国際Aマッチデーのため、東アジアカップでは招集が見送られた欧州組が復帰。本田圭佑や香川真司ら10名が選出された。初制覇を果たした東アジアカップのメンバーからは、柿谷曜一朗、豊田陽平らが選ばれ、欧州組とどんなコンビネーションを見せるのかに注目が集まる。また、前田遼一や中村憲剛ら常連のメンバーが今回は招集されなかった。


 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、「チームとしての準備期間も短く限られているが、その中で輝きのあるチームにしたい。結果を求めないわけではないが、本番はワールドカップ(W杯)本大会なので、そこに向けて相手に的を絞らせない意外性のあるチームを作っていきたい」と抱負を語った。また、今回招集したメンバーについては「各選手の状況などを把握した上で10人の欧州組を招集している。今回は1試合だけということもあり、欧州クラブ、Jクラブのバランスなども考えて判断した」と選考の意図を説明した。


 日本代表はウルグアイ戦の後、9月6日にグアテマラ代表、10日にガーナ代表と対戦する。

最大の目的はW杯本大会に向けた準備

登壇者:

アルベルト・ザッケローニ(日本代表監督)

原博実(日本サッカー協会技術委員長)


原技術委員長 このキリンチャレンジカップでウルグアイ代表と試合をできることを、非常に楽しみにしています。ウルグアイはコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)にも出場し、2010年のW杯でもベスト4に進出した強豪です。今は南米予選で苦しんでいますが、そういう意味でもウルグアイはモチベーション高く臨んでくると思います。それに何よりも、仙台で試合ができることを楽しみにしています。皆さんご存じのように仙台は東日本大震災で大きなダメージを受けました。今も復興の難しさなどを抱えていますが、今回の試合で少しでも東北の人たちの元気づけることができればと思います。そのためにも良い試合にして、来年のW杯につなげていければと思います。


ザッケローニ監督 まずは協会から仙台で試合を行うと話を聞いたときに、すぐに快諾した。選手たちもそうだと思うが、私自身も仙台で試合をすることは大切だと思う。日本代表がいくことで何か与えられればいいと思う。まだ本来の生活に戻れていない人も多くいるし、街自体も本来のバランスを取り戻していない状況だとも聞いている。本来の状態に戻ることは簡単ではないが、その中でも何か力になることができればいいと心から思っている。


 震災後、数カ月後に個人的に足を運んだが、そこで震災の大きさを目の当たりにした。その仙台の地で、サッカーの歴史に名をはせているウルグアイとマッチメークしてくれたことに感謝している。ウルグアイのサッカー文化には個人的にも敬意を払っている。南米特有のサッカースタイルに加えて、ヨーロッパの思考を持っている素晴らしいチームだ。あとは、ウルグアイのオスカル・タバレス監督。セリエ時代に知り合ったが、彼のこともリスペクトしている。チームとしての準備期間は短く限られているが、その中で結束して輝きのあるチームを準備したい。


 今回、招集したメンバーについては、モチベーションに関しては心配していないし、高いモチベーションで臨んでくれると思っている。リストを見てもらうと分かるが、代表常連組から新しいメンバーまでが名を連ねている。これまで3年間代表を率いてきたが、いくつかの期間、ステージを設けたこと、そしてその都度、目標を設定してきたと言える。まずはW杯予選を突破するために戦うこと、そしてそのグループでコンフェデ杯までは戦い抜こうと決めていた。ここまでは当然、結果が求められる段階だったが、これからの1年間は本大会に向けていかに準備ができるかという段階で、また新しいステージに入ったと言える。


 当然、今後のフレンドリーマッチも結果を求めないわけではないが、最大の目的はW杯本大会に向けてしっかりと準備を進めていき、そこにエネルギーに満ち溢れた日本代表を運んでいくことだ。そして、W杯で相手に的を絞らせないような意外性のあるチームを作っていきたい。そのために、今後も招集メンバーを代えていくかもしれないし、Jで活躍している選手や良いパフォーマンスを見せている選手は、代表の場でも試していきたい。


 当然ベテランの選手についても信頼しているし、リスペクトしている。その選手たちのパフォーマンスは計算できる。それよりも、トライするときは新しい選手を試してみたい、手元に置いてみたいのでこのメンバーを選んでいる。この場で言いたいのは、この招集メンバーを見ると完全に可能性がないと思う選手もいるかもしれないが、全くそんなことはない。全員に代表の可能性があることはこの場を借りて言っておきたい。


 繰り返しになるが、W杯本番までにチームのバランス、引き出し、バリエーションをいかに増やしていけるかを重点的に鍛えていきたい。また、協会の人たちにもお礼をいいたい。こうしたウルグアイのような強い国とマッチメークをしてくれて、チームの成長を促せる機会を与えてくれたことにお礼をいいたい。このレベルの相手とマッチメークするのは簡単な作業ではない。特に欧州はW杯予選の最中なので、こういったマッチメークが難しいことも分かっている。



<メンバー発表>


GK:

川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)

西川周作(サンフレッチェ広島)

権田修一(FC東京)


DF:

駒野友一(ジュビロ磐田)

今野泰幸(ガンバ大阪)

伊野波雅彦(ジュビロ磐田)

長友佑都(インテル/イタリア)

森重真人 (FC東京)

内田篤人(シャルケ04/ドイツ)

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)


MF:

遠藤保仁(ガンバ大阪)

長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)

青山敏弘(サンフレッチェ広島)

高橋秀人(FC東京)

山口螢(セレッソ大阪)


FW:

豊田陽平(サガン鳥栖)

岡崎慎司(マインツ05/ドイツ)

本田圭佑(CSKAモスクワ/ロシア)

香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)

清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)

柿谷曜一朗(セレッソ大阪)

工藤壮人(柏レイソル)

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