柿谷「勝たせる結果が一番ほしかった」=東アジアカップ 中国戦後選手コメント

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代表初ゴールを決めた柿谷だが、2点目のチャンスを逸したことを悔やんだ 【Getty Images】

 サッカー日本代表は21日、韓国のソウルで東アジアカップの初戦となる中国代表戦に臨み、3−3で引き分けた。後半14分に柿谷曜一朗、後半16分に工藤壮人が代表初ゴールを挙げ、一時は3−1と2点差をつけたが、終盤に追いつかれた。

 試合後、日本の柿谷曜一朗は「チームを勝たせる結果が一番ほしかったので残念」と、代表初ゴールもチームが勝てなかったことを悔やんだ。また、栗原勇蔵も「僕はこの中で代表経験が多いわけだから、もっと声をかけてやらないといけなかった」と責任感を改めて口にした。

柿谷曜一朗(セレッソ大阪)

「2点目を逃したのが勝てなかった原因」

 ミスが今日も多すぎました。ここまでできたのも良いことなのかもしれないけど、それが勝ちにつながっていないことが残念。ゴールの瞬間は何も分からなかったです。ボールを受けるために何か工夫するというよりも、いつもどおりのことをやっていました。良いパスが来るのは分かることなので。もう1点取るチャンスもあったけど、ああいうところで決められないのが僕の悪いところだし、今日勝てなかった原因でもある。自分のイメージではもう1タッチするところで跳ねてしまった。予想外だけど、その前に打てるシーンがあったし、あのミスは恥ずかしいです。

(代表初戦の感想は?)自分の結果というよりも、チームを勝たせる結果が一番ほしかったので残念。なので、今日の試合で悪かったところは反省して、チームとしてこれ(引き分けたこと)を乗り越えて優勝を目指していきたいです。

工藤壮人(柏レイソル)

「コンセプトの中、結果を残せて良かった」

 結果を残せたのは非常に良かったと思います。この地にしっかりと結果を求めて、コンセプトを理解した中でアピールしに来たので。前線のコンビネーションについては、守備に追われる時間が多い中、ここぞというタイミングではカキ(柿谷)くんもすごい仕事をします。近くに行けば良いパスも出てきたり、僕自身もやっていてやりやすいです。今日の試合もまだまだ話したい部分はありますけど、反省することは反省して、次に生かせればいいと思います。ゴールシーンは、カキくんが粘ってくれましたし、できる限りペナルティーエリアの中に入って仕事をしたいという気持ちでいたので、しっかりゴールを決められて良かったです。開始直後は全員硬さがあったんですけど、後半はコンセプトの中で、それぞれの特徴が出せた部分はあります。要所、要所でテクニックを持った選手だったり、それぞれの良さが出たと思うので、そこは良い部分として次の試合も続けていきたいですし、ポジティブな面も多かったと思います。

栗原勇蔵(横浜F・マリノス)

「失点は個人の問題」

 失点に関しては、チームより個人の問題です。そこは反省しないといけないし、勝てた試合が引き分けになってしまいました。でも、それはそう言ってても仕方ないので、次に切り替えてまたやるしかない。審判については、試合の中で審判のくせを見抜かないといけないし、それでもファウルを取られるのはまだまだ自分の未熟さがあると思います。3−1になった後、相手が割り切って蹴り込んできたのも、跳ね返さなければならないし、今回はチームとしてやってなかったら、試合をやりながら話していかないといけない。特に僕はこの中で代表経験が多いわけだから、もっと声をかけてやらないといけなかった。

 良かった面としては、前線の選手が良い部分をすごく出していたと思うし、それが自分たちの良いプレーにつながったときはチームとしてすごく良かったと思います。

原口元気(浦和レッズ)

「どうしてPKなのか分からない」

 2失点目とかはどうしてPKなのか分からないけど、跳ね返す力を持って、まとまってやればああいう失点も防げると思います。まだ(集まって)3日目ですけど、より攻撃も守備もハッキリまとまってやることが勝ち切れる方法とは思います。(柿谷は)非常にやりやすいですね。良い動き出しをしてくれるので、僕たちのパスがもう少し良ければ、もっといいチャンスができると思いますね。

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