大谷、田中ら10選手の『火祭り』直前インタビュー

ファーストオンステージ
 ことしも熱い戦いが戻ってきた! 7月17日、東京・後楽園ホールで、13回目となるZERO1開催のリーグ戦『火祭り』が行われる。大谷晋二郎や田中将斗ら『火祭り』に出場する10名のインタビューが届いた。

大谷「火祭り刀を思いっきり抱きしめたい」

最多5度目の優勝を狙う大谷 【t.SAKUMA/佐藤崇】

■大谷晋二郎(13回目・優勝4回)

――もうデビューされて20年越えられてるんですね。

 そうですね。あっという間に20年ですね。新日本プロレスでデビューしまして、今に至るわけですけど、新日本に入るまでは、アニマル浜口ジムに行ってました。アニマル浜口さんをご存知ですか?

――「気合だぁー」の方ですよね?

 ハハハ(笑)。そうそう。高校卒業して山口県から上京してしばらく通ってたんですね。

――アニマル浜口ジム出身のレスラーはたくさんいますよね?

 そうですね。今だどもうかなりの人数になるじゃないですか? 自分は出身第3号レスラーになるんですね。第1号は元新日本プロレスの小原(道由)さんですね。うちの団体もアニマル浜口ジム出身者が多いんですよ。日高(郁人)、植田(使徒)、横山(佳和)ですね。

――ZERO1さんはチャリティーでの試合を結構されてますよね?

 はい。全国のイオンさんはじめ、ショッピングモール、駅前や学校、プールサイドやボーリング場さんのレーンの隣なんてのもありますね(笑)。本当に初めて観る方たちでもすごく喜んでいただけるんですよね。「また来てください! 次はいつ来るんですか?」などうれしい言葉をたくさんいただいてます。本当に僕はですね、プロレスの力を信じてるんですね。たくさんの人たちにプロレスで元気になってもらいたいんです。

――では、お話を『火祭り』のほうに替えさせていただきますね。大谷さんは『火祭り』を第1回から出場されてますが、今年の『火祭り』への意気込みは?

 そうですね。ここ数年優勝できていない『火祭り』ですが、今年こそは「火祭り刀を奪い返すぞ!」という気持ちですね。

――今、『火祭り』に向けてしていることなどありますか?

 いつも通りですね。全力で一生懸命試合をすること。それが自分にとって一番大事な『火祭り』優勝の条件かなと思ってますね。

――所属選手にとって『火祭り』とは?

 みんなそれぞれいろんな考えを持ってると思うんですね。でも絶対ひとつ言えることは、誰もが優勝したいと願う日本一熱い戦いだと思いますね。

――熱いですね!

 ハハハ(笑)。

――『火祭り』で楽しみな対戦相手はいますか?

 うーん…そうだね。楽しみな選手と言うより警戒する選手は吉江(豊)と(ジェームス・)ライディーンかな。吉江はともかく、若いライディーンのあの力は脅威ですね。ライディーンとは後楽園の開幕戦で当たるんだけども、厳しい戦いになるだろうね!

――『火祭り』を優勝したら何をしたいですか?

 火祭り刀を思いっきり抱き締めたいね。また僕のところに戻って来てくれたか、もう離さないぞってね。

――最近あった面白いことやビックリしたことは何かありますか?

 本当にね、火祭り刀を手にする夢をここ数日の間に何度も見てるんですよ! 火祭り刀も僕のところに来たがってるんじゃないかって勝手に思ってるんですよ(笑)。

――では最後にファンへのメッセージお願いします。

 今年の『火祭り』では、数年離ればなれになっている火祭り刀を必ず取り戻します。同ブロックで注意するのは吉江とライディーン。この2人から勝利を奪えば必ず決勝に進出できると信じている。 優勝あるのみ!!
 そして、今回の後楽園、開幕戦では、われらの仲間、星川尚浩が帰ってきます。彼は「自分の足でリングに上がる!」という気持ちだけで、毎日を頑張ってます。彼の一生懸命に比べたら、僕らの悩みなんて小さいもんだと、いつも反省させられます! 俺らは一生懸命に命懸けでプロレスをする! 星川も同じです。 星川の本気を、ぜひ、皆さんにも応援していただきたいです。

田中「連覇は意識してる!開幕がほんまに待ち遠しい」

連覇と最多5度目の優勝を狙う田中 【t.SAKUMA/佐藤崇】

■田中将斗(13回目・優勝4回)

――今年で40歳ですか!? 全然そんな風に見えないですよ。

 ほんまに今年で40歳です。若く見える? そんなに褒めても何もでーへんよ(笑)。

――でも本当に凄い身体ですけど、毎日トレーニングされてるですね。

 そやね。毎日ジムに行って練習してるよ。

――毎日ですか?

 毎日やね。ほんまに毎日ジムに行ってるわ。

――食事なんかもやはり気にされてるんですか?

 そうやね。食事にはやっぱり気をつけてる。身体にいいものを選んで食べるようにして、油ものは取らない。

――大変そうですね。

 別にそんなことあらへんよ。もう何年もこういう生活やからね。慣れたんちゃうかな。

――では『火祭り』の話をさせていただきます。『火祭り』と言えば田中選手のような気もしますが、今年『火祭り』を優勝すれば昨年に続いて2連覇、5度目の優勝がかかっていますが?

 そうやね。『火祭り』最多優勝者になるので、もちろん意識はしてるよ。せやけど、これはそんなに簡単なことやない。厳しい戦いになると思う。

――あらためて、今回の『火祭り』出場に対して意気込みを。

 もちろん連覇は当然やと思ってるし、自分の持つ3連覇の記録を破るためにも連覇はしなければならんね。

――今、『火祭り』に向けてしていることはありますか?

 特に変わったことをしているわけではないけど、スタミナをアップさせるトレーニング量を増やした。あと少しで開幕やけど、ほんまに待ち遠しいよ。

――所属選手にとって『火祭り』とは?

 そうやね。一番過酷なシリーズであり、歴史が詰まった大会やね。

――『火祭り』で楽しみな対戦相手は?

 すべての相手にテーマがあると思っているけど、SAKAMOTOがどんなスタイルで戦うのかには興味があるね。

――『火祭り』を優勝したら何をしたい?

 これは何度も優勝しているので、特に今は考えてないよ。それよりも、優勝するためにどう戦うかを考えてるよ。

――わかりました。そして、今回は星川尚浩選手が帰って来ます。

 そう。星川君とは長いしね。最近は俺は行けてないんやけど、行ったオッキー(沖田佳也リングアナウンサー)たちに聞いたら、ほんまに頑張ってるって。「昨日、30歩できたから、今日は31歩!」って、17日に向けて頑張ってる。すごいいプレッシャーやと思う。でも、昔から、一本気なところある人だったし、結構細かい(笑)。だから、一歩一歩。見習うところは、沢山あるね。今、星川君は17日に向けて本当に一生懸命やっとる。そういった意味でも負けたくないね(笑)。

――最後の質問になりますが、最近あった面白いことやビックリしたことはありますか?

 少し前なんですが、住んでる下の階の住人が、プロレス好きで僕のことを知ってたことかな(笑)。なんか顔を合わせるのが恥ずかしくなるね(笑)。たまたまわかったことやけど、ほんまびっくりしたわ。世間て狭いんやな(笑)。

――では、ファンの皆さまにメッセージをお願いします。

 今回はもちろん狙うは優勝で、自分が持つ3連覇の記録を破る再来年にすでに目を向けている。体調も今の時点でバッチリやし、今は誰とどこで戦っても、負ける気はせぇへん! これが『火祭り』や!という戦いをお見せします。

1/4ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント