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ザック監督「イタリアにも負けていない」
コンフェデ杯 イタリア戦後会見
イタリアに敗れたザッケローニ監督は、試合内容に満足しつつも、「強豪国とのギャップを埋めていきたい」とこれからに意気込んだ
イタリアに敗れたザッケローニ監督は、試合内容に満足しつつも、「強豪国とのギャップを埋めていきたい」とこれからに意気込んだ【Getty Images】

 サッカー日本代表は現地時間19日(日本時間20日)、ブラジルのレシフェでコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)の第2戦イタリア代表戦に臨み、3−4で敗れた。日本は21分、33分に得点を挙げ2−0とリードしたが、前半終了間際から後半開始早々にかけて3点を奪われ、一気に逆転された。その後、後半24分に岡崎慎司のゴールで同点に追いついたが、最後はカウンターからゴールを許し惜敗した。


 試合後、日本のアルベルト・ザッケローニ監督は「多くのチャンスを作り、最後まであきらめなかったことに満足している」と試合内容に満足している様子を見せた。しかし、「来年のワールドカップ(W杯)までに強豪国とのギャップを埋めていかなければならない」と課題も説明し、次戦も貴重な経験の場と意気込んだ。日本は現地時間22日にメキシコ代表と対戦する。

国際経験の差が結果を分けた

 ブラジル戦とは違って積極的にいくことができたし、非常に興味深い試合だった。それに、日本のやり方で試合を進めてくれた。最終結果は残念だが、非常に良い内容だったと思う。しかし、勝たなければいけない試合だったので、可能なチャンスをすべてつかまなければならなかった。イタリアより日本の方にチャンスが多かったのは事実だが、意識しなければならないのは、イタリアの方が少ないチャンスをうまく得点につなげたことだ。


 今回のコンフェデ杯はわれわれにとって、非常に有益なもので、国際経験を積める場所であることは確かだ。これまでの国際経験の差が今回の結果を分けたと思う。しかし、今日の試合を見ると決してイタリアに負けているとは思わない。良い試合だった。イタリア人としても、1970年のW杯を思い出した。イタリア対ドイツの試合で4−3だったこと、これはイタリア人が常に思い起こすことだ。今夜の試合も、後半は特にそうだったが、得点が動く非常にエキサイティングな試合だった。また、満足しているのは、選手が多くのチャンスを作り、最後まであきらめなかったこと。そして、守備ではスペースを消して、イタリアにチャンスを作らせなかったこと。このようなプレーをすると通常は勝つのだが、そういう意味で選手は残念だと思う。しかし、このような結果になっていることは、イタリアが勝つべくして勝ったということだ。


――日本はピルロだけをマークせずに、すべての選手にプレッシャーをかけていたように見えた。イタリア戦に向けた準備はそのようなものだったのか?(海外メディア)


 スペインのやり方のように戦った。プレッシャーをかけて、よりボールをキープするようにした。縦へのロングボールが入る際に、まずバロテッリを探すようにしたし、イタリアに取って難しくしようとして、できるだけボールをキープして、早くボールを動かすようにした。パスを多く回すようにした結果は、ご覧になったようにいくつかのエピソードを作った。


――イエローカードが2枚出たが主審の基準に関しては? また、メキシコ戦の準備はどうする?


 主審の判定についてはいかなる異議もとなえない。判定には(主審と)同じ意見ではないかもしれないが、抗議もしない。メキシコ戦については、試合までそれほど時間はなく、回復できないかもしれない。しかし、有用な経験になるし、良い試合内容を残さなければならないと思っている。1年後のW杯では個性を持つ選手で、良い内容の試合をしたいと思う。今日はそれを見せることができたと思うが、もっと経験を積む必要がある。

強豪国とのギャップを埋めるのが課題

――観客は日本をサポートしているように見えたが、それについては?


 なぜ日本をサポートしたのかはブラジルの観衆に聞いてほしい。ブラジルの中で日系人社会が大きいとは聞いているが、今日はブラジル市民が応援してくれていたと思う。私としては日本を応援してくれて喜んでいる。試合を見た人は、両チームが非常に良い内容の試合を見せたので、誰もが満足したのではないか。もちろん、われわれは準決勝に出ることができないが、イタリアには頑張ってほしい。


――イタリアに3得点は素晴らしかったが、それを守り切れなかった守備については?(大住良之/フリーランス)


 いつものように、われわれはCKから1点、もう一つはオウンゴールだった。こういう細かな内容を見ると、どの試合においても見られること。それに対して、どのように対応していくのかというのは、来年のW杯に向けての課題だ。ブラジル、イタリア、メキシコを相手にミスをすると、得点を奪われてリードされるし、そういうところから多くの教訓を学べる。日本のサッカーは比較的若いが、最近大きく成長した。しかし、強豪国と比べると短い期間にコンスタントにパフォーマンスを発揮することはできないので、小さなチャンスをつかむことが必要になる。


 今から、来年のW杯までにはそのような強豪国とのギャップを埋めていかなければならない。チームは成長しているし、良くなっているので、このギャップを埋めることが私にとっても、チームにとっても大きな課題だと思う。他の強豪国はこの経験を多くしているが、日本は短い間にそのような強豪国に追いついてきていると思う。


――今日の試合では勇気とバランス、特に勇気の部分がよく出ていた。ブラジルに敗れてからどのように修正したのか?


 それほど難しいことではなかった。私は非常に恵まれており、優秀な選手たちのおかげで、少しメッセージを伝えるだけで良かった。どのようにプレーをするのか順序立てなければならないと言うことはあったが、それぞれの個性、テクニック、イニシアチブ、そしてダイナミックなプレーという要素を持って実践してくれた。


<了>


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