ザック監督「伊野波らは非常に良かった」=W杯アジア最終予選 イラク戦後会見
ミスの数を極力減らすことが大事
岡崎がやらなければならないことは、まずゴールを決めることだ。彼にはどんどんゴール前に走っていくように指示している。
――もうひとりのトップ下の中村の評価は?
良かったと思う。すぐに試合に入ることができたし、判断力では彼の場合はまったく心配していない。頭の良い選手なので、自分がピッチに立ったときに何をすべきか、しっかり分かっている。中村はトップ下のポジションが適正なのだと思う。
――今日は3−4−3を試すつもりはなかったのか?
今日はそうではないと思っていた。
――ブラジル戦には自分たちのサッカーでぶつかるのか、それとも大会での一戦ということで違った戦い方をするのか?
何とか成長しようと思っている。ミスの数を極力減らすことが大事だし、そこをしっかり突いてくるのがブラジルだと思っている。ブラジルは、時に良くない戦い方をすることもあるが、ポテンシャルで言えば世界一だ。ブラジルが持っているクオリティーは、他には見られないものだと思う。
――前半風下で、日本のCKを取られてカウンターでピンチになるケースが多かったが、そういうときに自陣に残す選手を長友だけでなく、もっと増やすことは考えなかったか?
相手が良かったとも言えるだろう。順位表を見ると、なぜイラクがここ(最下位)にいるのかと思えるくらい、良い選手がそろっている。
――相手がカウンターを仕掛けてくる前に、日本はヘディングで競り勝つことができない。相手がロングボールを出してくるときに、香川が守備でケアすることは大事だと思うのだが、今日の彼の守備については?
相手も結構深いところから蹴ってくることがあるので、そうすると容易には行けない。ウチはコンパクトを保つのが大切なので、そこに(守備に)行って間延びしては意味がない。
――ブラジル戦はどのような狙いをもって試合にするべきか?
これから15時間くらいフライト時間があるので、そこで考えたい。
<了>