香川真司「チャンスがあると信じていた」=W杯アジア最終予選 豪州戦後コメント

スポーツナビ

長谷部誠(ボルフスブルク/ドイツ)

「今のチームは高い目標を持っている」

 今回は自分たちの状況と相手の状況、精神的にも違う状態だったし、隙を作っていたとは思わないけど、そういうなかで隙が生まれてしまいました。ただ、ヨルダン戦が終わってから選手だけでミーティングして、意見を出し、「どういう状況であっても厳しさを持ってやっていこう」と、「いい緊張感を持ってやっていこう」ということをみんなで話しました。そういうことを考えると、選手ミーティングは意味のあることかなと思う。このチームになってから、アジアカップと今回しか選手ミーティングはしていないけど、そんなにたくさんやるものでもないし、ポイントを見てやるのは有効かなと思いました。

 ある選手はW杯でベスト16に行ったところで、多少満足していたという話をしていたし、そういう気持ちになったらそれ以上は勝てないという話をした。今のチームはそれ以上の高い目標を持ってやっています。それはみんなで確認し合った。今日で予選突破が無事決まり、次は世界で勝つこと、コンフェデレーションズカップという素晴らしい大会があるので、そこに向けてやっていきたいです。

遠藤保仁(ガンバ大阪)

「みんな冷静に戦えていた」

 最後、見ている人は冷や冷やしたと思います。アンラッキー的なゴールを決められ、残り10分間で、なんとか追いついてという。ハンドはラッキーでしたけど、最後まであきらめない気持ちが引き分けにつながったかなと思います。

(PKについては)まあ、信じて見ていただけです。決めてくれって。(今回は蹴らなかった?)普段も圭佑がずっと蹴っているから、圭佑が行くかなっていう感じです。

(先制されたことで動揺は?)ボール回しも、(ハーフナー・)マイクが入ってパワープレーという感じではなく、しっかりつないで、最後のところでマイクを使うという意思統一はできていました。極端な焦りはなかったですけど、残り10分しかなかったので、どこかでワンチャンスという感じで、後ろは我慢強くというのは心掛けていました。基本的にはゲームを支配できていたと思うので、入りも悪くなかったですし、何本か危ない場面もありましたけど、みんな冷静に戦えていたと思います。

(珍しくお立ち台で絶叫した)たぶん、テレビ的に時間がなかった感じでしたし、みんな、真面目なことを言っていたので、手っ取り早いことを言っただけですけどね。(過去2大会と違う?)最初の無観客試合で決めたときも同じようにうれしかったですし、前回のウズベキスタンで決めた試合もうれしかったです。ホームで決められたのは全然違いますけど、喜びは同じですよ。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

「内容はちょっと乏しかった」

 半分は満足しているけど、半分はそうではないです。今日の試合は日本代表にとってとても大事な試合でした。オーストラリアは強いチームでした。

 もっとレベルアップしていかないといけないけど、特にアタッキングサードに入ったときに、もっとゴールを決められるようにならないといけないです。今日の1失点はアンラッキーでしたけど、カウンターで何度か危ない場面もありました。今日はセットプレーでみんないい守備をしていたけど、改善しないといけないことはたくさんあるし、引き続きやっていかないといけないです。攻撃陣が深いところまで入っていく回数が、特に前半は少なかったので、もうちょっとそこを改善しないと相手も出てこない。

(ティム・ケーヒルとのマッチアップは)あそこがターゲットだったし、そこを止めればかなり僕らに有利に試合が進むと思っていたので、徹底してケアしていましたけど、本人がそんなに本調子でない感じがしました。手数がそこしかなかったので、守りやすかったと言えば、守りやすかった。

 予選を通してすべてがうまくいくとは思っていなかったし、いい時もあれば悪い時もあります。今日は多くの人が見に来て、あれだけみんなが注目して、あんな試合で負けていたら話にならないです。追いつけて良かったけど、内容はちょっと乏しかったと思います。

栗原勇蔵(横浜F・マリノス)

「0−0で終われたら良かった」

 特にないですけど、どう考えても守備固めの意図だったと思います。直接は言われなかったけど、そういう感じで入ったと思います。セットプレーと守備の高さを求められたんだと。あんな感じ(失点)になってびっくりしたし、自分が入った意味がなくなってしまったけど、しょうがないと切り替えました。結果的に追いつけたから良かったけど、本当は0−0で終われたら良かった。

<了>

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