「ナマクラは卒業」橋本大地が6.11後楽園で試合前に公開練習

ファーストオンステージ

二回目の骨折は僕が“ナマクラ”だったから

第1試合開始まで練習をファンに公開することを決めた橋本大地 【写真提供:ファーストオンステージ】

 破壊王子こと橋本大地が「ナマクラな自分」と卒業する。昨年暮れの骨折→欠場からの4カ月ぶりの復帰、復帰3戦目での再骨折と、今年に入り未だ3戦しかしていない橋本大地が自ら逃げ道を絶った。
「初めの骨折は自分でも意外でした。今思えば200試合超えという安心もあったのかと思います。正直心が折れていたのも事実。
 二回目の再骨折の理由は一つだけ、僕が“ナマクラ”だったに他ありません。復帰できた喜びと完治したという自信で骨を守る筋肉が足りなかった。今はそれに対する後悔しかありません。一言、もっと練習すればよかっただけの話」

 リング復帰を心待ちにしていたのは他ならぬ本人であり、その悔しさは後悔という文字に現れている。
「正直練習は今でも嫌いです(笑) 。皆に“レイジー”(英語でナマクラの意味)と言われます。自分ではあまり自覚なかったですけど(笑)。でも、次に復帰した時に心配なのは左腕だけじゃない。あれだけ激しい戦いをしていれば足だって折られる可能性だって十分ある。だから今はできる箇所を思いっきりやろう!と前向きに考えました。

動いてる姿を見てもらいたいから

左腕負傷中の橋本大地はチャリティーイベントでも黙々とスクワットを公開 【写真提供:ファーストオンステージ】

 負傷中の左腕は回復を待ってからの運動となるが、右腕両足の鍛錬は負傷前とは比べ物にならない程の練習を行っている。
「スクワット1000回超えとか片手腕立てとか新人時代に逆戻りです(笑)。逆に懐かしくて楽しい」
 現に大地の両足右腕は、一目見てわかる違いが感じられる。
「僕はプロレスラーだからサイン会とかも大事ですけどやっぱり動いてる姿を皆に見てもらいたい。だから公開練習をさせてもらうことにしました」

 この日行われたチャリティーイベントでも黙々と公開練習を行っていた大地。スクワット1000回の最後のカウント時には、ちびっ子がリングに集まり、一緒に数え応援していた。
「純粋にうれしい。先輩方がプロレスで頑張ってくれているんだから、僕はセコンドやこういうこと(公開練習)で、少しでも力になりたい」
 その目は前しか見ていない!
 なお、6月11日後楽園ホール大会での橋本大地公開練習は、開場時間から第1試合開始まで行われる。

■ZERO1「EVOLUTION」
6月11日(火)東京・後楽園ホール 開場17時45分 開始18:30
 
<NWAインターコンチネンタルタッグ選手権試合>
[王者]曙、関本大介
[挑戦者]ジェームス・ライディーン、マイバッハβ

<ZERO1vs.BJW タッグマッチ>
植田使徒、小幡優作
岡林裕二、河上隆一

<インターナショナルジュニアヘビー級&世界ジュニアヘビー級2冠選手権試合>
[王者]ジョナサン・グリシャム
[挑戦者]ジャック・アンソニー
 
<タッグマッチ>
佐藤耕平、KAMIKAZE
日高郁人、フジタ“Jr”ハヤト

<シングルマッチ>
崔 領二
マーク・コフィー

<タッグマッチ>
菅原拓也、藤田峰雄
クレイグ・クラシック、KOSMO

<タッグマッチ>
大谷晋二郎、田中将斗
横山佳和、中之上靖文
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