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木村沙織「自分らしさを出した主将に」
バレー全日本女子会見
2013年度の全日本女子チームが始動。リオ五輪を目指し、メンバーには若い顔ぶれが増えた
2013年度の全日本女子チームが始動。リオ五輪を目指し、メンバーには若い顔ぶれが増えた【坂本清】

 バレーボール全日本女子「火の鳥NIPPON」は13日、2013年度のチーム始動の強化合宿のために集合し、都内のナショナルトレーニングセンターで記者会見を行った。2016年のリオデジャネイロ五輪へ向けた新チームの主将に指名された木村沙織(ワクフバンク/トルコ)は、「(主将就任は)1度は断りましたが、真鍋政義監督の熱い気持ちを感じたので考え直して受けました。リオ五輪でのメダル獲得を目指して頑張ります」と意気込みを語った。


 2013年度登録メンバー44人には荒木絵里香(東レ)、新鍋理沙(久光製薬)ら昨年のロンドン五輪で銅メダルを獲得したメンバーに加え、高校2年の古賀紗理那(熊本信愛女学院高)ら23人が初選出された。メンバー選考について真鍋監督は「目標はリオ五輪での金メダルの獲得。(モントルーバレーマスターズに出場する)スイスにはメダリストは連れていかない。若い選手に経験を積ませたいと考えている」と語り、今年最初の大会での目的を語った。また、「主将は木村に務めてもらう」とロンドン五輪で銅メダル獲得に貢献したエースには、精神的支柱としての役割も期待した。


 全日本女子チームは13日から国内合宿を行い、その後、今年最初の大会として5月28日から行われるモントルーバレーマスターズ(スイス)に出場する。6月にはイタリア、オランダへ遠征。8月のワールドグランプリを経て、11月のワールドグランドチャンピオンズカップに臨む。


 以下は監督、選手のコメント。

真鍋政義監督「世界一のため、固定概念ははずす」

真鍋政義監督は「目標はリオ五輪での金メダル」と宣言
真鍋政義監督は「目標はリオ五輪での金メダル」と宣言【坂本清】

「(キャプテンを変えようと思っていた?)特に木村の場合は、ここ2、3年で竹下(佳江)や荒木ともよく話しをしています。そういう意味で、自分が中心だと言うことも分かっていますし、ここでキャプテンに任命しようと思いました。始めは、ありえないって言うくらいの拒否をしましたが(笑)。


 でも、誰でもできると言うものではないですし。まして、前は荒木、その前は竹下ですから。その先輩を見ているのは木村しかいません。そういった意味で、もう一つ高いハードルに向けていくためには木村がベストだと思っています。


(木村選手をどのように説得したのですか?)1月の中旬から下旬にかけて、木村がいるイスタンブールに行きました。そこで10日間ぐらいいましたが、その間はずっと断られました。それで、日本に戻ってきて……2月、3月ぐらいに急に『よろしくお願いします』というメールが来ました。1カ月半ぐらいかかりましたね。


(特に監督から木村選手にお話しされたことは?)今回、トルコに移籍して世界最高峰のリーグ戦で優勝しています。木村は、日本ではずっとレギュラーで出場していましたが、トルコではあまり出場機会に恵まれず、屈辱的なところもあったと思います。そういうところを含めて全てを知っていますので、その辺りを話しました。


(トルコで木村選手の変化を感じましたか?)まず、日本のバレーボール界と向こうのプロの世界は全く違います。プロの世界は15歳の選手だろうと40歳だろうと、チームが勝つためにメンバーを選考します。そこは、木村が肌で感じたところじゃないかと思います。


(キャプテン就任への殺し文句は?)まずは、わたしのことを話しました。ロンドン五輪を終えて契約のオファーをもらった時にすごく考えました。そこで、ロンドンまでの道を振り返った時に、やはりどこかしら悔しさがありました。ですので、木村も悔しくないかと。それに、誰もが挑戦できる舞台ではないし、やるからには上を目指したいと。


(トルコで引退したいと聞いた時は?)そうなんですよ。わたしはキャプテンの話しをしに行ったのに、その前に木村から『もう、バレーをやめさせてほしい』と。そこからだったので、全然次元が違う話だったんですね。それは、ロンドンまで長い期間、日の丸を背負い銅メダルを獲得した。燃え尽き症候群というのはあると思います。特に木村の場合は、長い期間全日本にいたのでひどかったですね。


(引退発言を聞いた時は驚いたか?)ある程度は予測していました。そこで木村が続けたのは、『トルコでも優勝して、海外挑戦も経験しました。やることはやったので、もういいです』ということでした。


(若い選手がたくさんいるが、これまでの実績がある選手との合流はいつごろを考えているか?)欧州遠征にはメダリストは連れて行きません。なので、6月の鹿児島での合宿から、遠征で活躍した選手に加えて、メダリストたちや実績のある選手を加えていきたいと思っています。勝てる12人を選びたいと思っています。


(今後の強化のためには?)世界一のためには、わたしもそうですけど、固定概念ははずそうと思います。もっと言えば他の国と同じことをしても勝てないので、違う発想も求めていろんなことをやってみたいと思います。そこに、これまで蓄えた細かいデータを生かしていきたい。それに、2013年はどこの国もほとんど、メンバーも監督も変わってきます。ですので、世界の変化には特に注視していきたい。それに、今回の44人は10月に行われるU−23の大会メンバー選考も含まれているので、若い選手も多く選んでいます」

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