外枠と雨、エイシンフラッシュ海外G1制覇へ2つの関門
体調申し分なし、能力的にも大きなチャンス
体調万全エイシンフラッシュ、海外G1制覇へ残る関門はあと2つだ 【写真:中原義史】
残る課題は2つ。1つは、内枠絶対有利と言われるシャテインの2000mで、13番という外枠からの発走となったこと。こうなると、腹をくくって自慢の切れ味を生かす競馬に徹するしかなさそうだ。
もう1つは、シャンティンの馬場への適性だ。相変わらず根付きの良い芝が絡みつくように繁茂しているのに加え、中間の雨が多く例年よりもいくらか路面が柔らかくなっている。なおかつ、週末にかけてさらなる降雨の予報がある中、普段通りの末脚を繰り出せるかどうかが、最後の関門となりそうだ。
香港最強アンビシャスドラゴンが最大の敵
相変わらず好調をキープしているゴドルフィンのサージャー(牝6)も、快勝した前走G1ドバイデューティフリー(芝1800m)のパフォーマンスを再現できれば、十分に争覇圏に入る1頭であろう。
どうしても逃げたい馬がおらず、ペースを作るのは、内枠に入った馬の中では先行力のあるミリタリーアタック(セン5)になろうか。あるいは、イグーグー(牝5)が抑えきれずにハナに立つことになるか。いずれにしても緩やかな流れになりそうで、仕掛けどころが勝負を分けるカギとなりそうだ。
(文・合田直弘/協力・JRA−VAN)
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