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スポーツが復興支援で果たす2つの役割
白井耀氏が提言するスポーツのチカラとは
「東北スポーツサミット2013」開催の経緯を語る白井氏
「東北スポーツサミット2013」開催の経緯を語る白井氏【スポーツナビ】

 2013年3月11日、東日本大震災から丸2年を迎えた。昨年のロンドン五輪で日本人選手の素晴らしい活躍が国民に勇気を与えたように、復興支援に関してもスポーツと結び付けられないかと考えた人もいるのではないだろうか。


 そんな中、スポーツと復興支援の「次のステップ」を提示するイベントが3月23、24日に宮城県・仙台市と石巻市の会場でそれぞれ行われる。それが「東北スポーツサミット2013」だ。このイベントには、陸上界の伝説的アスリートである100メートル元世界記録保持者のカール・ルイス氏、走り幅跳び世界記録保持者のマイク・パウエル氏、そして三段跳び元世界記録保持者のウィリー・バンクス氏(いずれも米国)が参加。元400メートルハードル選手の為末大氏も迎えて、日米両方の観点から理想のコーチング像などについて意見を交わすシンポジウムや、岩手、宮城、福島の3県で事前に選抜されたジュニア選手80人を招いた陸上教室が行われる。


「東北スポーツサミット2013」が提案する「次のステップ」とは何なのか。そして震災から2年が経った今、スポーツができる本当の復興支援とは何なのか。イベントを主催する「スポーツのチカラProject実行委員会」のチーフプロデューサー・白井耀氏が、スポーツには2つの役割があると提言した。

「幅広いスポーツの魅力を伝える」ために

――「スポーツのチカラ Project」が立ち上がった経緯、目的を教えてください。


「スポーツのチカラ Project」は、主に東京都と、都の外郭団体で公益財団法人の「スポーツ文化事業団」の2つが中心となって、民間の企業や団体さんのいろんな協力を取り付けながら、広がりのあるスポーツのPR活動をしていこうというプロジェクトです。都にとって13年は、9月に都が招致活動をしている20年の五輪開催地が決まり、また1月と10月にはスポーツ祭東京2013という国体が行われるスポーツイヤーなんです。このタイミングで、言葉は悪いですが、お役所ではできないような幅広いスポーツの魅力を伝えるために、昨年の4月にスタートしました。


 具体的に言うと、例えばニコニコ動画を使ったスポーツを話題にした番組を放送したり、秋葉原でスポーツをテーマにしたイベントをやったりとか、少し切り口を変えて活動しています。その一環として、スポーツを通じた復興支援にも取り組んでいます。


――これまでどのような復興支援活動を行ってきたのでしょうか?


 具体例に言うと、昨年12月にプロ野球選手会の皆さんと一緒に仙台の日本製紙クリネックススタジアム宮城で「ベースボール・クリスマス」というイベントを共催という形で支援させてもらいました。また、都がオリンピアンを中心に、被災地の子どもたちが触れ合えるようにと、アスリートを派遣している事業があるのですが、そういったイベントを先ほど言ったニコニコ動画で生中継したりしていますね。

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