フィギュア国別対抗に浅田、高橋ら=「力を合わせ、楽しんで優勝を目指す」
国別対抗戦に出場するメンバーに選ばれた(左から)鈴木、浅田、高橋 【スポーツナビ】
高橋「少しへこんでいます」
キャプテンとして日本をけん引する高橋。重責を担うが「優勝を目指す」と力強く宣言 【スポーツナビ】
「世界選手権の出来が悪くて、少し僕自身もへこんでいます」と振り返った高橋は6位。「GPファイナルでは優勝しましたが、四大陸選手権と世界選手権では良い演技ができなくて、自信を失っている部分があるので、この国別対抗戦ではそれを取り戻せるような演技ができれば」と大会に懸ける思いを語る。
前回大会はキャプテンとしてチームをけん引し、優勝に導いた。今回も引き続きその重責を担うが、「自分を奮い立たせる気持ちでやっていこうと。今大会はシーズン最後の試合となりますし、次のシーズンを迎えるにあたって、すっきり今季をやりきれたなという気持ちになれるような演技をやってくれれば、おのずと結果はついてくると思います」とチームメートに信頼を寄せた。キャプテンという立場には慣れないと屈託なく笑っていたが、ライバルとなるチームはどこかという質問に対しては「カナダかな」と本音をチラリ。世界選手権で優勝したパトリック・チャンらの出場が予想されており、静かに闘志を燃やしていた。
浅田「今回はすごく楽しみにしていた」
「楽しみ」という言葉を連発した浅田。トリプルアクセルを跳ぶ意欲も示した 【スポーツナビ】
世界選手権でトリプルアクセルを決めた浅田だが、要所でミスが出て3位。国別対抗戦でも跳ぶことを示唆しており、「アクセルを必ず入れないと来シーズンにつながらないと思うので、そこはしっかり決めて、最高の演技をしたいです」と意欲を示した。
また、鈴木は「世界選手権であまり良い演技ができなかったのですが、今季最後にもう1度滑ることができるので、五輪シーズンに向けて、新たなスタートをきるためにも、精いっぱい演技ができればいいかなと思っています」と抱負を語っていた。
前回大会で初優勝を飾った日本は2連覇の期待が懸かる。フィギュアスケートの団体戦は来年のソチ五輪から正式種目となるだけに、それを見据えた激しい戦いが繰り広げられそうだ。